YouTube・・・その響きを聞いて、
多くのお母さんが苦い表情をします。
「YouTubeばっかり見て、全然勉強しない」
「休みの日は一日中YouTubeばかり見ている」
その気持ち、わかります。
YouTubeにハマった我が子の姿は、決して気持ちのいいものではありません。
でも、待ってください。
YouTubeは使いようによって、教育上、有効なツールです。
すべてを「悪」と決めつけてしまうのは、もったいないです。
子のYouTube好きをうまく利用して、子どもの意識を変えていきましょう。
この記事を書いているボクは、年間100冊の育児書を9年以上読み続けており、その中から良いと思ったものを取り入れて、たくさんの実践を繰り返している小学生2児のパパです。
うちの子どもたちも、YouTubeを毎日見ていますが、勉強も運動もよくできます。
今ではYouTubeを最大限に活用しながら、子育てを行っています。
YouTubeとうまく付き合っていくことで、上手に依存から脱却しましょう!
YouTube依存に陥るしくみ
YouTube依存とは
「一日中スマホでYouTubeばかり見ている」
「YouTubeを見ていてごはんの時間になっても食べようとしない」
他の何よりもYouTubeを見ることに取り憑かれてしまっている場合、それは、YouTube依存になっている可能性があります。
スマホゲームも同様ですが、
他のことに一切興味をもたない状況は、深刻度が高いです。
早急に対策を立てる必要があります。
実は、小学校の高学年になると、YouTube動画がやめられずに平日に24時を過ぎる時間まで起きてしまう児童がクラスで数人くらい出てきます。
そのようになると、毎日の学校の授業にも影響が出てきてしまい、いよいよ病院に相談しなければならないレベルとなってしまいます。
YouTube依存に陥る原因
子どもが自分自身をコントロールできない
内容が刺激的でおもしろい
YouTube動画は、ゲーム実況や「○○を試してみた」など子どもが見るとハマってしまうような内容がたくさんあります。
明らかに子どもをターゲットにしている動画もあり、
大きめの効果音やユーチューバーがふざけた顔をするなど、子どもが引きつけられるポイントを熟知しています。
中にはイタズラを仕掛けるなど、子どもには刺激的な内容も含まれています。
関連動画が自動的に流れる
アルゴリズムという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
YouTubeには、視聴者に最適な動画が自動的に用意されて、関連動画として紹介されます。
YouTubeではアルゴリズムによってユーザーと最も関連性の高い動画が選び出され、検索、ホーム、おすすめの動画、急上昇、登録チャンネルという5つのセクション別に表示されます。https://blog.hubspot.jp/youtube-algorithm
関連動画が次から次に用意されるので、
放っておくと子どもたちはエンドレスに視聴することになります。
子どもたちは、一見自分たちで動画を選んで見ているように思えますが、
実はYouTubeの巧妙な仕組みによって、動画を「見させられている」状況に陥っているのです。
動画一本の時間は5分程度のものから数十分程度のものまでありますが、
次から次に新しい動画が提供されるため、
ほとんど受動的に動画を見続けてしまいます。
いつの間にか自分の意思がなくなっていることが、一番の問題点かもしれません。
YouTubeの他に楽しみがない
子どもがYouTubeを見ている様子を観察すると、実はなんとなく見ていることもけっこうあります。
つまり、「楽しくて仕方がない」という状態ばかりではないのです。
では、なぜなんとなくYouTubeを見てしまうのか。
それは、他に楽しみがないからです。
例えば、サッカーが好きな子どもが、お父さんから公園でサッカーしようと誘われたらどうでしょうか。
きっと、YouTubeなんて忘れて公園に行くでしょう。
YouTubeに勝る楽しみがないことも、依存になってしまう大きな原因です。
YouTubeを禁止するのは逆効果
YouTube自体は有害なものではありません。
もちろん、気を付けなければならない動画もありますが、
インターネットを完全に除外することは不可能です。
最も気を付けなければならないことは、YouTube依存に陥らないこと。
親も子も、まずはその点を十分注意して、適切な利用方法を探っていきましょう。
無理矢理YouTubeを見ることを禁止すると、反動が大きく出てしまって逆効果になりかねません。
子どもとよく話し合って、少しずつ視聴時間を減らしていきましょう。
でも、お子さんが親の言うことをまったく聞こうとしない場合は、伝え方を変える必要があるかもしれません。
子どもの性格に合わせて伝え方は変わってきます。
YouTube依存脱却法
先ほど紹介したYouTube依存の原因を取り除くことができれば、YouTube依存から脱却することができます。
ポイントは、子どものYouTube好きを逆手に取ることです。
視聴時間を少しずつ減らす
YouTube依存の一番の問題は、自分で自分がコントロールできなくなることです。
いつまでもダラダラ見ないためには、時間制限をすることです。
また、スマホ画面を長時間見続けることで、視力低下などのリスクがあります。
親子で話し合って、視聴する時間を決めましょう。
とはいえ、いつも子どもが時間を守るわけじゃないですし、親がそばにいなくて声かけができない時もあります。
そこで、YouTubeの時間制限機能を利用しましょう。
ちなみに我が家は動画も含めて1日1時間までとしてあります。
子どもと話し合って決めました。
スマホではなくテレビ画面で見よう
これは、YouTubeをテレビに接続して視聴する方法です。
これならば、子どもだけで動画を見ることがなくなります。
テレビで見るということは、親の目にも入りますので不適切な動画であればチェックすることができます。
親子で視聴時間を管理することができるのも大きいですね。
もう一つのメリットは、テレビの大きな画面で離れて見ることができるので視力低下の恐れが減少します。
YouTubeをテレビで視聴するための道具はこちら。
視力低下のリスクもありますが、外出先や車の移動中に見ることを防ぐねらいもあります。
冒頭のスマホ依存でも書きましたが、ボクはスマホによって家族の会話がなくなることを危惧しています。
「動画を見せていればおとなしくて楽だ」
という考え方は、後々になっていろいろな弊害がでてきます。
テレビで見れば、子どもだけの世界に閉じこもることがなく、親も話題に入ることができます。
YouTubeはコミュニケーションの道具として活用したいと思います。
YouTubeの他に楽しみを見つける
YouTubeの他に楽しみなんて、どう見つければいいの?
親としては、YouTubeではなく勉強や運動、絵やピアノなど他のことに力を注いでほしいもの。
でも、そのきっかけがありません。
ならば、YouTube動画で勉強や運動、習い事などの動画を見せて興味を持たせればいいのです。
YouTube動画には良い動画と悪い動画がある
実は、YouTubeには勉強や運動系など、優れた動画がたくさんあります。
「ユーチューバー」と呼ばれる人たちの動画は、大人から見ると正直、「くだらないな」というものがあります。
しかし、実は「ユーチューバー」には様々なジャンルがあります。
・教育系ユーチューバー
・スポーツ系ユーチューバー
・読書系ユーチューバー
・ビジネス系ユーチューバー
きっと子どもたちも見たことがないだけで、
興味がある動画がたくさんあるはずです。
子ども向けの動画で特におすすめしたいのが、勉強とスポーツチャンネルです。
勉強チャンネル
「YouTubeで勉強っていったいどういうこと?」と思う方もいるかもしれませんが、はっきり言って超優良なものがたくさんあります。
大学時代の友人で現在小学校の教員をしている人に聞いても、「学校の授業と遜色ない」と言われる動画がたくさんあります。
ためしに以下の動画のリンクを貼っております。
また、スマホの画面や操作に慣れた子どもであれば、タブレット学習に向いていると言えます。
操作がスムーズにできるからです。
今どきの通信教育は、ある程度課題をクリアすると、ご褒美としてゲームができるようになっていて、それが子どもの勉強意欲をかき立ててくれます。
せっかくスマホやタブレットの操作に慣れているならば、その強みを勉強にいかしましょう。
おすすめのタブレット型通信教育はこちらです。
例えば、進研ゼミは毎年100万人以上の小学生が受講しています。
【進研ゼミ小学講座】
さらに、これからの時代、子どもの将来の選択肢を広げるためには、プログラミング技術は必須となってきます。
興味のある方は無料体験ができます。
自宅にいながら本格的プログラミング学習|Tech Kids Online Coaching
スポーツ系チャンネル
勉強と同様に「YouTubeでスポーツってどういうこと?」という疑問が湧いてきますが、こちらも超優良です。
特にスポーツに関して思うことは、スポーツは実際にどのように動くかを目で見て解説されないとなかなか理解することができません。
インターネットや本では、「動き」を理解することが難しいのです。
その点、動画であれば一目瞭然。
体の動かし方が目で見てわかります。百聞は一見にしかずです。
これまで、親が「もっとこうした方がいい!」といくらアドバイスしてもうまくいかなかった経験はありませんか。
原因は、子どもにうまく伝わっていないからです。
言葉だけでは限界があります。
こちらも、ためしに以下の動画を貼っておきます。
子どもたちが苦手なものにもちゃんと手が届いていますね笑
うちの子達はYouTubeでスポーツができるようになったと言っても過言ではありません。
YouTubeで体を動かしたいと思うようになれば、しめたもの。
さらに、家に運動玩具をそろえて、いつでも運動できるようにしましょう。
そうすることで、YouTubeへの興味を減らしていきましょう。
https://jissenpapa.com/2021/02/28/%e5%ad%90%e3%81%a9%e3%82%82%e3%81%ae%e9%81%8b%e5%8b%95%e7%a5%9e%e7%b5%8c%e3%82%92%e4%bc%b8%e3%81%b0%e3%81%99%e9%81%8b%e5%8b%95%e7%8e%a9%e5%85%b75%e9%81%b8%e3%80%90%e5%ae%b6%e3%81%ab%e9%81%8b%e5%8b%95/
【超意外!】子どものYouTube依存脱却法を紹介まとめ
YouTubeは子どもを魅了する力があるため、メリットもデメリットもあります。
しかし、有効に活用することで勉強やスポーツなど
優良な情報を得ることができるので
親子で適切な利用方法を決めるとよいですね。
同時に、視聴方法にも気を付けて
親子の新しいコミュニケーションの道具になればよいと思います。
自宅学習を定着させたい方はこちらをご覧ください。
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