「子どもを理系に育てたい」
「親が文系だけど、子どもは理系に育つの?」
子どもを理系に育てたいと考えている方は、ぜひご覧ください。
子どもを理系に育てたいなら、おすすめの本はこちらです
『わが子を理科系に育てる本』
本を紹介する理由
なぜこの本を読んだか
ボクは文系の学部出身で、子どもの頃から理科に苦手意識を持っていました。
厳密に言えば、理科全般ではなくて、電気や化学反応などの「物理」や「化学」の分野が苦手でした。
子どもだけは理科好きに育てたいと思い、家に図鑑を買いましたが、その先が続きません。
というか、何を教えたらいいかがわからないのです。
理由は簡単で、自分が理科が好きではないからです。
好きじゃないから、無意識のうちに理科を遠ざけてしまいます。
子どもとの遊びや会話の中にも、理科は出てきません。
ことばやかずについては楽しく遊びながら教えられますが、理科系になるととたんに難しく感じてしまうのです。
これでは子どもが理科系が好きになるはずがないと思っていた時、他の本で和田秀樹さんに出会いました。
理科系に力を入れている人だな
と感じ、この本を手に取りました。
著者の紹介
略歴
和田秀樹さん。
東京大学医学部卒。
現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック(アンチエイジングとエグゼクティブカウンセリングに特化したクリニック)院長。
1987年の『受験は要領』がベストセラーになって以来、大学受験の世界のオーソリティとしても知られ、代表を務める緑鐡受験指導ゼミナールは毎年無名校から東大合格者を出し、話題となっている。
他の本の紹介
公立・私立中堅校から東大に入る本
・出版日:2019/2/24
・出版社:大和書房
・ページ数:240ページ
「東大に入る子」は5歳で決まる: “根拠ある自信”を育てる幼児教育
・出版日:2017/8/30
・出版社:小学館
・ページ数:206ページ
改訂版「絶対基礎力」をつける勉強法 (和田式合格カリキュラム)
・出版日:2013/6/27
・出版社:瀬谷出版
・ページ数:223ページ
本の概要と構成
本の概要
・出版日:2009/3/3
・出版社:新講社
・ページ数:189ページ
本の構成(目次抜粋)
子どもの理科系嫌いは大人の責任?
子どもは本来、理科系が好きなのです
・わざわざ理科系嫌いの子に育てていませんか?
・身の回りの不思議に気がつく力は、なぜ大切か?
理科系好きの子はゆっくり育てよう
・どうしてみんなは理科系嫌いになったのですか?
・小学生向けの科学雑誌が三百万部売れた時代があった
理科系好きの子は時代の変化についていけます
・まず何でも試してみるのが理科系人間のクセ
「自分で考えろ」ではなく親の考えを示そう
・面倒くさがる親が、理科系嫌いの子にしてしまう
・「考える親」を見て子どもは育つ
この本をおすすめする理由
実用性
この本の冒頭に、子どもの理科系嫌いは親の責任である、とバシッと書かれています。
次の章で、親がついやりがちな、子どもを理科嫌いにする言動が書かれていますので、この章を読んで言動を改めるだけでも、相当な効果があります。
また、これからの時代はプログラミングをはじめとするテクノロジーを避けて通ることはできません。
親に理科系の必要性を認識させてくれる点でも、実用性のある本と言えます。
信頼性
著者の和田秀樹さんは、東大医学部卒で現在精神科医として活躍しています。
また、受験の神様と呼ばれる有名な受験アドバイザーでもあり、和田式受験勉強法を基にした通信教育による学習塾を経営者、多数の医学部受験生をサポートしています。
著者本人が理科好きを体現し、多くの後輩を輩出しており信頼性も抜群です。
この本の最も大切な3点
著者のメッセージを紹介します。
子どもは本来、理科系が好き
子どもが理科系が苦手に育て大きな原因は親にある
理数系の科目が得意ならどんな学部の選べるし、職業選択の幅が大きく広がる
ボクが思う見どころ3点
理科系嫌いは親が原因
この本に出会って一番衝撃を受けたのがこの言葉です。
確かに、ボク自身が理科系に苦手意識を持っており、子どもにも理科は難しいものだと思わせていました。
でも、子どもは本来は理科が好きだと知りました。
世の中の「不思議」の多くは、理科に関係するものです。
子どもは「なんでだろう?」が大好きです。
子どもの純粋な疑問に対して、親が理屈を与えるのではなく、その疑問を一緒に考えるというスタンスでいることが大切なのだと学びました。
まず何でも試してみるのが理科系人間のクセ
子どもは、普段試行錯誤を繰り返しています。
時に、親にとっては無駄に見えるものもあります。
散らかしているだけのように見えたり、役に立たないことに思えたりします。
でも、その芽を摘まないことが大切だと思いました。
理科系好きの子どもはいつまでも夢を失わない
社会に出て初めて知ったのは、文系は自分で生み出せることがほとんどないのに対して、理系は自分で物を生み出す仕事ができることです。
自分で物を生み出すことは、仕事の充実感を持つことができます。
仮にどのような仕事に就いたとしても、仕事に充実感を持てれば夢を失わずに追い続けることができるのです。
実際に活用してみた実例
親が理科に積極的に触れるようにした
親が理科を遠ざけていると、子どもが理科に接する機会がなくなると思い、ボクから積極的に理科に触れるようにしました。
元々虫は苦手ではなかったので、カブトムシを幼虫から飼育したり、網を持ってバッタやセミを一緒に捕まえに行きました。
また、家ではブロッコリーを育てて、野菜が育っていく過程を楽しむようにしました。
天体望遠鏡を買って、星空がよく見える場所で天体観察もしています。
ボクの家の天体望遠鏡はこちら。
科学の実験はなかなかやってあげることはできないので、YouTube動画を見せています。
おすすめ動画はこちら。
工作や1人遊びは心ゆくまでやらせた
何でも試してみるのが理科系好きのこども
この本でそう学んで以来、子どもが試そうとしていることは止めないようにしました。
特に、子どもが集中している時は声をかけないようにしています。
うちの子どもは工作が好きです。
工作と言っても、画用紙を切って作った武器をフィギュアやプラモデルにセロテープでグルグルに巻き付けるようなものです。
終わると大量のゴミが出ます。
うまくいかなくてイライラしてることもありますが、今、頭がすごく回転してるんだろうなと側で見てわかるくらいです。
ゴミは後で片付けるだけのことなので、決して「散らかるからやめなさい」は言わないようにしました。
子どもが理系に育つおすすめの本を紹介します!まとめ
子どもを理系に育てたいという親は多くいます。
しかし、理系が得意な親はあまりいません。
特に、母親は理科が嫌いな人がとても多いです。
本来子どもは理科が好きだという大前提を忘れずに、子どもの「何でだろう」をやさしく見守ってあげましょう。
そして、子どもにたくさんの体験をさせてあげましょう。
理科好きになるためには、自分で体験して、何でも試してみることが大切です。
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