「社会の勉強ってどうやって教えたらいいかわからない・・」
「社会の勉強って、結局は丸暗記するしかないかなぁ・・」
小学3年生から、学校では社会科の授業が始まります。
社会といえば、いくつかの分野に分かれていて、「地理(日本)」「地理(世界)」「日本史」「世界史」「公民」。
小学生では、主に日本について勉強します。
パパ、ママたちも、子ども時代に社会が苦手だったという人はたくさんいます。
社会が苦手だったという人が口を揃えていうのが、
「社会って、丸暗記するだけの教科でしょ?」
というものです。
しかし、残念ながらこのような考えでは、子どもも社会科が嫌いになってしまいます。
子どもを社会科嫌いにしないためにも、まずは社会科の学習アプリを活用することをおすすめします。
この記事では、子どもの社会科の学習になぜアプリ学習が効果的か、また具体的におすすめの社会科アプリを紹介します。
社会科の勉強の意味ってなんなの?
社会科=暗記科目
社会科=つまらない
国語、算数、英語などに対して、社会科の科目は軽んじられる傾向にあります。
歴史を学んで何になるの?
公民なんて漠然としてて役に立たないんじゃ
など、社会科はあまり積極的に勉強されないイメージがあります。
そこで、学習指導要領の記載内容などから、社会科の学習がどのような意義を持っているのかを考えてみましょう。
学習指導要領が定義する社会科の意義
文部科学省が作成している学習指導要領では、社会科の意義について以下のように書かれています。
第1章 小学校社会科の意義
小学校における教育の目標と社会科
学校教育法では,心身の発達に応じて,初等普通教育を施すという,小学校教育の目的をさらにふえんして,八つの目標を掲げている。その中,
1. 学校内外の社会生活の経験に基き,人間相互の関係について,正しい理解と協同,自主及び自律の精神を養うこと。
2. 郷土及び国家の現状と伝統について,正しい理解に導き,進んで国際協調の精神を養うこと。
3. 日常生活に必要な衣・食・住・産業等について,基礎的な理解と技能を養うこと。の3項目は,特に社会科と関係の深いものであり,主として,社会科の学習を通してこれらの目標達成に努めなければならないことは,明らかである。あるいは,逆に言えば,これらの目標を達成することに主眼をおいて社会科という教科が設けられたものと考えてよい。
これを読んでもイマイチわかりにくいという方もいるでしょう。
しかし、上記の内容を非常に端的に言うと、「将来社会に出て生活していくための必要な能力をつけること」と言い換えられます。
なんだ、そんなフワっとしかことか
と、思った人も多いかもしれません。
もっと具体的に役立ったり、身に付いたりする勉強でないとやる気が出ない、という声も聞こえてきそうです。
しかし、本来、子ども(将来までずっと)が勉強する意味というのは、
将来社会に出たときに生活できるための能力を身に付ける
よりも大切なことは、果たしてあるでしょうか。
社会科とは、まさに子どもの将来を決めるための重要な教科と言えるのです。
社会に出ると答えのない問題に出会う
実際、社会に出たばかりの新社会人が痛感するのが、「答えがない」ことです。
もちろん、会社の中にはルールがあります。
初めは、先輩からの助言に従うべきでしょう。
しかし、徐々にわかってくるのが、変化する社会の中で「正解」を見つけることの難しさです。
決まった答えはなく、自分で方法を見つけなければなりません。
相手や状況によって対応を変えなければなりません。
そのようなバランス感覚は、一朝一夕に身に付くものではありませんし、多方面を見渡せる視野が必要です。
社会科の勉強は、小学生からすると「遠い存在」かもしれません。
しかし、日本や世界のことを知りながら、自分の身の回りのことを考えるという思考方法は、将来必ず必要になります。
子どもが将来、情報社会に取り残されないためにも、子どもの頃から社会科に親しませることが大切です。
小学生の社会科の勉強にアプリがおすすめな理由
アプリ学習がおすすめな理由①社会科に触れる機会をたくさん作れる
社会科は、嫌いな子が非常に多い科目であり、小学生のうちから社会科にマイナスやイメージをもっている子は多いです。
というのも、社会科が苦手、嫌いな原因の多くは、社会科は覚えるだけでつまらないというものです。
言い換えると、社会の勉強というものが、
小学生や中学生にとっては現実から乖離しすぎていて現実感がわかないということです。
例えば、歴史上の人物と言っても、普段は触れることもありません。
また、世界の国々や、日本の地理と言っても普段は関係ないので、イマイチ理解ができないのです。
人間は悲しいかな、普段から触れていないものは記憶に定着しません。
すぐに忘れてしまいます。
逆に言えば、社会科を普段から触れられるものにしておけば、記憶の定着がよくなります。
アプリであれば、日本地図や世界地図などの「遠い世界」を気軽に触れることができます。
具体的なアプリは後ほど紹介しますが、歴史遺産や日本の気候などについても、まるでその場にいるような臨場感で学ぶことができます。
これは、ある意味、教科書で学ぶよりも、よほど身近な学習方法と言えます。
アプリを利用して社会にどんどん触れることで、社会科の学習がより身近に感じられるはずです。
アプリ学習がおすすめな理由②楽しく学習できる
小学生の勉強でネックになってくるのが、親が「勉強しなさい」と言わないと、子どもが勉強しないことです。
これは、多くの保護者が抱える悩みですが、中には親に言われなくても勉強できる子どもがいます。
その子どもたちに共通しているのが、「勉強が楽しい」または「苦にならない」ということです。
「勉強が楽しいなんて、うちの子にはムリ!」
と決めつけるのは早いです。
と言うのも、小学生向けのアプリは、小学生が飽きないような工夫がたくさんあります。
楽しいキャラクターや、正解するとレベルが上がるなど、子どもがつい楽しくなります。
社会科の勉強は、暗記だけで退屈だと言う子どもがいます。
その点、アプリであれば楽しんで取り組めるので、長く続けることができます。
楽しく勉強できる時点で、勉強に関しての第一関門突破です!
アプリ学習がおすすめな理由③無料で学習できる
子どもの勉強と言えば、塾や参考書、通信教育などお金がかかるものがほとんどです。
勉強ができるようにはなってほしいけど、簡単に塾や通信教育には踏み切れないという方も多いでしょう。
その点、学習アプリは基本的には無料のものがほとんどです。
無料なので気軽に始めることができますし、子どもに合わないと感じたら、別のアプリを試してみればよいので、勉強のハードルが非常に低く始められます。
初めからワークを購入すると、親もついやらせようと躍起になってしまいますが、子どもに勉強を押し付けるのは長い目で見て良くありません。
気軽に始められるのは、お財布にもやさしいですね。
アプリ学習がおすすめな理由④場所を選ばず学習できる
アプリ学習であれば、場所を選ばずにいつでも社会科の学習をすることができます。
例えば車の移動時間や、外に出た時の少しの時間を利用して勉強することができます。
勉強といえば、机に座って鉛筆とワークで、と思っている人もいるかもしれません。
しかし、学習アプリであればまとまった時間や机がなくても手軽に勉強ができます。
そのような小学生にとっても、学習アプリは効果的であると言えます。
例えば、都道府県の位置については、ほんの30秒でも時間があれば一つの県を覚えることができ、その積み重ねは非常に大きなものになります。
アプリ学習がおすすめな理由⑤自分から学習する習慣が身につく
勉強で一番大事なことは、子どもの主体性です。
というのも、親からやりなさいと言われて勉強を始めたとしても、人から言われたことはやがて苦痛になり、長続きしません。
また、自ら勉強するようになれば、吸収率も格段によくなります。
アプリは楽しい要素がたくさんあるため、子どもが自分からアプリを開いて勉強しようとします。
主体的にする勉強は、多少難しいことがあっても簡単に投げ出すことはありません。
子どものやる気をサポートする意味でも、アプリ学習はおすすめできます。
小学生の社会科の勉強法はこちら。社会科アプリ【全範囲カバー編】
それでは、ここからは具体的なおすすめアプリを紹介していきます。
おすすめの上位から順に紹介していきます!
社会科の場合、地理や歴史といったジャンルも併せて記載します。
中には小学生では学ばないジャンルもありますが、将来の勉強に必要なものはランキングに掲載しています。
ビノバ社会
ビノバ 社会 -小学3年生-
funspire, Inc.無料posted withアプリーチ
おすすめ度 4.5
情報量 ◎
楽しさ ◎
・学校や塾でも利用されるほど完成度が高い。
・全範囲をカバーしており、単元別に学習できる。
・モンスターを集めながらレベルアップでき、ゲーム感覚で楽しい。
社会だけでなく、国語、算数、理科などあらゆる科目に対応しているビノバシリーズ。
累計のダウンロード数は圧倒的で、男女問わず人気があります。
問題総数は約300問と豊富で、出題形式は4択で、気軽に進められるのもうれしいポイントです。
イラストと動画で学ぶ社会科
イラストと動画で学ぶ社会科
帝国書院無料posted withアプリーチ
おすすめ度 2.5
情報量 ◯
楽しさ ◯
・小・中・高校の教科書の出版社である帝国書院が作成したアプリ
・2016年度の優秀アプリに選出
教科書の出版社である帝国書院が開発したアプリで、幅広い学習テーマを取り扱っています。
テーマは10個あります。
1.米作り
2.漁業
3.自動車づくり
4.野菜づくり
5.酪農
6.鉄鋼業
7.果物
8.空港
9.エコタウン
10.防災
これらのテーマを映像や動画を用いて学習することができます。
低評価とした理由は、課金が多いことです。
内容は、子どもの興味を惹く優れたものが多いのですが、ほとんどのコンテンツが有料です。
アプリは子ども一人で学ばせられると言う利点がありますが、課金が多すぎるとその度に学習が止まってしまうのが難点です。
また、コンテンツのデータが重く、ダウンロードに時間がかかるのも難点です。
小学5年生の社会科クイズ
小学5年生の社会科クイズ – 社会勉強
Junpei Shimotsu無料posted withアプリーチ
おすすめ度 3.5
情報量 ◯
楽しさ ◯
・教科書の内容をカバー
・全130問をクイズ形式で出題
・クリアするとメダルを獲得できる
出題範囲は、教科書の内容をカバーしており、各問題に解説が付いているためわかりやすいです。
四択のクイズ形式になっているので、スラスラと取り組むことができます。
中学入試対策問題集~社会~
中学入試対策問題集〜社会〜
SOLCREO Inc.無料posted withアプリーチ
おすすめ度 4.0
情報量 ◎
楽しさ ◯
・中学入試のおおまかな内容を理解できる
・問題数は300問
・間違えた問題を集中的に学習できる
地理、歴史、公民の3分野に分けて出題がされます。
分野ごとにそれぞれ100問あります。
中学入試対応とありますが、内容は教科書をきちんと理解していれば解ける問題ばかりです。
解いた問題は、履歴として残ります。
間違えた問題を集中的に学習することで、苦手分野を克服し効率的に勉強することができます。
また、重要だと思った問題にはブックマークをつけて、後で取り組むことができます。
小学生の社会科の勉強法はこちら。社会科アプリ【地理編】
小学校の社会は、地理から始まります。
まず、自分の住んでいる町について調べた後、自分の住んでいる市町村→都道府県→日本全国と移っていきます。
そして、多くの子どもが苦手としているのが都道府県地図です。
自分の住んでいる都道府県の周りと北海道くらいしか覚えられません。
アプリのメリットの一つに、気軽に勉強ができて何度も繰り返し勉強できるという特徴があります。
都道府県アプリはまさに繰り返し学べるアプリと言えます。
遊んで学べる日本地図パズル
あそんでまなべる 日本地図パズル
Digital Gene無料posted withアプリーチ
おすすめ度 4.0
情報量 ◯
楽しさ ◎
・日本地図のパズル
・レベルに合わせてヒントが出される
・全国の仲間と競うことができる
都道府県の形を当てはめていくパズルゲームです。
その名の通り、ゲーム感覚で遊んでいくうちに、都道府県の位置や形を覚えられます。
レベルに合わせて難易度を選ぶことができます。
・トレーニングモード
ピースに都道府県名と日本地図に形の波線があるもの。
・ベーシックモード
ピースに都道府県名のみ。
・エキスパート
ノーヒント
さらに、全国の仲間たちとタイムを競って、上位者はランキングに載りますので、楽しく競い合って力をつけることができます。
遊んで学べる日本の地理
あそんでまなべる 日本の地理
Digital Gene無料posted withアプリーチ
おすすめ度 3.5
情報量 ◯
楽しさ ◎
・山地、川、平野など小学校地理で習う項目を網羅
・パズルで遊ぶ感覚で覚えられる
前出の日本地図パズルのシリーズ作品で、小学校で習う社会科の山地や川などをパズル形式で学習するものです。
山地等は地理的な感覚が身に付いていないと、どこがどこだかわかりにくいものです。
これらも、パズルで繰り返し遊びながら学習することで記憶が定着します。
アプリに掲載されている分野は以下のものです。
・山地
・川
・平野
・半島
・湖沼
・湾
・島
・岬
小学生で覚えたらすごい地図記号
社会勉強 – 小学生で覚えたらすごい地図記号70
Junpei Shimotsu無料posted withアプリーチ
おすすめ度 3.0
情報量 ◯
楽しさ ◯
・地図記号のみ70問
・4択クイズ形式
その名の通り、地図記号しか出題されないアプリです。
問題数は70問で小学校のテストでは出てこないようなマニアックなものもあります。
地図記号は、小学校で社会を学習する際に初めに出てきます。
しかし、あまり使うことがないためすぐに忘れてしまい定着しません。
そこで、クイズ感覚でこのアプリを解くと、地図記号をしっかりマスターすることができます。
小学生の社会科の勉強法はこちら。社会科アプリ【歴史編】
6年生になると歴史を学習します。
小学校では、日本の歴史のみを学習します。
小学校の歴史に特化したアプリ自体がとても少ないのですが、下記のアプリは非常にすぐれたものです。
ざっくり日本史
日本史ざっくり暗記!「重要用語と年号」学習アプリ
Keiko Yukawa無料posted withアプリーチ
おすすめ度 4.5
情報量 ◎
楽しさ ◎
・日本の歴史をざっくりと覚えられる
・全570問
・年号や用語を出題
ざっくりと日本史の基礎を学べるアプリです。
四択問題が10問ずつ出題されます。
重要用語や年号を覚えられます。
年号問題には、全て語呂合わせも付いているので、子どもが楽しく覚えられますよ。
レベルが上がってくると、90問で何問解けるかなどのチャレンジもできます。
アプリ学習の次にすべきこと
子どもの自学自習を応援しよう
これから先も、子どもはたくさんのことを勉強します。
そして、勉強は中学生になってもずっと続いていくものです。
その際に、子どもにとって一番大切になるのは、自分から学習しようとする習慣が身に付いているかどうかです。
いつまでも、親が勉強しなさいと言い続けるわけにもいきませんし、自ら学ぼうという姿勢がないと学力も思ったように伸びていきません。
そこで、学習アプリを終えた子どもに、さらに自学自習の習慣を身に付けさせるためには、別の教材を用意する必要があります。
市販の教材や通信講座がそれに当たります。
例えば、進研ゼミは毎年100万人以上の小学生が新規に受講しています。
【進研ゼミ小学講座】
他の通信教育も比較したい方は、コチラの記事もご覧ください。
小学生の社会の勉強法はこちら。社会科アプリおすすめまとめ
社会科は、苦手としている子どもが多い科目です。
しかし、その理由はただ覚えるだけでつまらない、という誤解から生じているものがほとんどです。
アプリ学習を通して、楽しみながら繰り返し定着を図ることができれば、これから先の中学・高校でもきっと社会科の力を伸ばすことができます。
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