算数の勉強が急に難しいと感じるのが小学3年から4年生にかけて。
これまでのたし算やかけ算のような具体的な数の計算ではなく、抽象的な概念が登場するからです。
分数もその一つです。
分数は、初めて習う子どもには記号のように感じられます。
2/3と3/4のどちらが大きいかわからない
というのは、小学生のあるあるなのです。
ボクは、分数もなんとかして具体的な数のイメージが伝わるようなものはないかを探していたところ、「はじめての分数パズル」を見つけました。
丸いケーキが日常的にあれば、分数を具体的に説明できるのですが、なかなかそうはいきません笑
でも、「はじめての分数パズル」があれば、丸いケーキがなくても分数を目で見てわかるように子どもに伝えられます。
このようにして、我が家は「はじめての分数パズル」を購入しました。
はじめての分数パズルの概要
セット内容
・ピース67個(計11種類)
「1」「1/2」「1/3」「1/4」「1/5」「1/6」「1/8」「1/9」「1/10」「1/12」
・円形トレイ2個
・サイコロ2個
・ガイドブック(24ページ)
・分数の表1枚(両面)
ゲームとして遊ぶ場合は、付属のサイコロを使います。
付属の分数の表(2枚)は、壁に貼って使います。
サイズ
17.1×横27.4×高さ5cm
対象年齢
5歳以上
特徴
小学校入学前から分数に親しむことができるおもちゃで、円を使って「1」を作ることが遊びの中心となります。
「ぴったりとはめる=1を作る」ことの中に、実は分数の基礎となるさまざまな要素(大小比較・通分・約分・加法・減法など)が含まれています。
『はじめての分数パズル』は、この分数の基礎を遊びながら楽しく身につけるとともに、パズルとして遊ぶことで「考える力」も養うことができます。
はじめての分数パズルの良かった点
良かった点①パズル感覚で遊べる
「1」の大きさの円形に、ピースをはめていく動作は、パズルにそっくりです。
全体の3/4のピースが埋まっていれば、残りは「1/4」をはめるとぴったり「1」になります。
このようにパズル感覚で遊びながら勉強できるので、子どもが食いついてくれました。
また、残り1/4の所に1/8を当てはめてしまえば、今度は「1/8」をはめることが正解となります。
クイズのようにレベルアップしながら楽しめます。
良かった点②知らないうちに分数の大きさが理解できる
はじめての分数パズルは、ピースごとに分数の数字が書かれています。
さらに、ピースの大きさが分数そのものを表しているのです。
例えば、
「1」は円全体。
「1/2」は円形の半分。
「1/4」は半分の半分。
分母の数が大きくなれば、弧が小さくなっていくことが、一目瞭然なのです。
遊びながらも分数の大きさや関係性が理解できて、非常によくできていると感じています。
はじめての分数パズルの悪かった点
悪かった点①小さなピースは紛失注意
ピースは全部で67個ありますが、「1/12」はかなり細いので、小さな子どもではどこかに無くしてしまう恐れがあります。
片付け用の袋は付いていますが、「1/12」が12個全部あるかを毎回確認するのは少し骨が折れます。
悪かった点②サイコロは使わない
はじめての分数パズルには、6面に分数が書かれたサイコロがあります。
一応、取扱説明書に遊び方も載っていますが、正直サイコロはほとんど使いませんでした。
逆に、円形のピースで十分楽しめますよ。
はじめての分数パズルの成果
分数パズルをさらに発展させる
分数は、小学5年、6年とさらに難しくなります。
足したら「1」になるものばかりではありません。
そこで、分数パズルを使って、
「1」と「1/2」を足したらいくつ?
「1/2」と「1/3」を足したらいくつ?
というクイズを出すようにしました。
分数がわからない子だと、
1/2+1/3=1/5?
となってしまいそうですが、1/5は小さな数であることを感覚でわかるので、そのようなミスをすることはありませんでした。
算数の成績は?
分数パズルのおかげか、小学校3年生で分数を習った時は、問題なく授業を理解することができました。
また、現在に至るまで長男、次男ともに算数の成績は全て◎をいただいています。
類似商品比較
こちらの知育玩具も我が家にあるのですが、類似商品は、算数タワーキューブです。
こちらは、「分数」「小数」「%」が一つのキューブに表されていて、セットで学べる玩具です。
使ってみて感じたのは、分数に特化した場合は、やはり分数パズルに軍配が上がります。
理由は、分数と言えば円形で表されている教材が多く、初期段階で分数を理解するには、やはり円形の「はじめての分数パズル」が適していると考えるからです。
とは言え、セットで覚えられる算数タワーキューブもおすすめですよ。
はじめての分数パズルのまとめ
子どもに算数を教えるときは、できるだけ具体的な数をイメージさせた方が勝ちです。
さらに、できるだせ楽しく勉強させた方が長続きします。
はじめての分数パズルは、その両方を兼ね備えたアイテムです。
算数の問題を解く楽しさを覚えた子どもは、グングン伸びて行きますよ。
算数に特化した通信教育はこちらをご覧ください。
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