子育てが始まってしばらくすると、
いろんな人から「読み聞かせをするといいよ」という声を聞くようになります。
でも
「読み聞かせがいいのはわかっているけど、なかなか時間が取れない」
「どんな本を読んでいいのかわからない」
と、ついつい先延ばしにしてしまっていませんか。
この記事では、こんな悩みにお答えします。
- 読み聞かせの効果を知りたい
- 続けられるか不安
- おすすめの本は?
この記事を書いているボクは、年間100冊の育児書を9年以上読み続けており、その中から良いと思ったものを取り入れて、たくさんの実践を繰り返している小学生2児のパパです。
我が家も、ママが子どもが赤ちゃんの頃からずっとやってくれています。
小学校に入ってからも、ママが読み聞かせをしてくれると子どもは喜びます。
ボクもけっこう読みますが、お笑い担当ですw
変な風に読むと、単調にならずに子どもは目を丸くして興味をもちますw
【やらないと後悔】読み聞かせの効果を徹底検証!
シンプルに頭が良くなる
語彙が豊かで知識が豊富
これは、言うまでもないことですが、
本をたくさん読んだ子は、言葉をたくさん知っています。
いろいろな本を読むことは、いろいろな知識を知っているということです。
同学年で、もの知り子っていましたよね?
そういう子は、決まってたくさんの本を読んでいました。
本には、筆者が経験したことや物語の主人公の行動を追体験できるという特徴があります。
自分で実際に経験していないことでも、知識として身に付けることができるという意味です。
人間、自分で経験できることは限られているかもしれませんが、読書を通じて他の人が体験したことを自分の知識にすることができるため、非常に幅広い知識を得ることが可能です。
創造力・想像力が育まれる
「絵本の世界」を通じて、目に見えないものを見る力、耳で聞こえないものを聞く力が、子どものなかに、確実に育っていきます。
絵本で、ゼロから何かを創り出す力がつきます。
実際、ノーベル賞をもらった日本人科学者の幼児期に共通していることは、お話をしてくれたり、本を読んでくれる人がいたということです。
引用:『1日7分の絵本で子どもの頭はみるみる良くなる!』浜島代志子
本を読んでもらうことで、実際に体験したこと以外の世界に触れることができます。
たとえ、それが空想の世界であっても、子どもの心は豊かに成長することは間違いありません。
インターネットがこれだけ普及し、以前のような知識をたくさん持っているだけの人の価値は低くなりつつあります。
知識をたくさん持っているだけではなく、他に無いようなアイディアを出せる人や、今まであったものに新しい価値を付加することができる人が重宝されるようになりました。
創造力や想像力は、ベースにあるものは知識です。
その上で、知識だけにとどまるのではなく、それをいかにおもしろいことに変えていけるかがまさに創造力・想像力なのだと思います。
思考力が育つ
読み聞かせによって、語彙が豊かになると言いましたが、それによって国語力が高くなり、思考力が育ちます。
人は、考えるときに必ず言葉を使います。
語彙が豊かということは、思考力が豊かだと言えるのです。
また、様々な本を読むうちに、筆者の思考を感じとることができるようになります。
筆者の思考が、どのような表現を用いて読み手に届けられているのか、どのような表現がわかりやすいかも同時に学ぶことができます。
感情が豊かになる
読み聞かせは、頭だけでなく心も健全にしてくれます。
ママやパパの温かさを感じながらの読み聞かせは、子どもにとってかけがえのない時間です。
特別な読み方をする必要はありません。
ママやパパが読み聞かせをしてくれるだけで、それは家族の幸せな時間になります。
読書を通じてたくさん笑って、たくさん感動することで子どもの感情が豊かになります。
時には、親が号泣しながら読めなくなってもいいと思います。
子どもにとって、いい思い出になると思いますよ。
喜怒哀楽を理解できようになる
絵本は、感情表現が豊かではっきりしています。
泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだり、と絵を使ってたくさんの感情が表現されています。
感情に合わせて読み方を工夫すると、子どもの理解はさらにアップします。
現代の教育では、
感情豊かに育てる
ことを是としながらも、一方で怒ることや自分の感情をストレートに言うことをよしとしない風潮があります。
しかし、本の世界では登場人物が本音をぶつけ合うことで、読み手に感情移入や感動を与えてくれます。
現代社会においては、自分の感情を表しにくい中で、読書をすることで改めて喜怒哀楽の大切さを知ることができます。
他人の気持ちがわかるようになる
絵本は、登場人物の感情が表現されています。
たとえば、大切なものをなくしてしまった泣いたり、友だちに嫌なことをされて暗い気分になったり。
それによって、「こういうことをされたら嫌な気持ちになるんだな」ということを学んでいきます。
これは人間関係を作っていく上でとても大切なことです。
親子のコミュニケーションが取れる
子どもに正面から向き合うことができる読み聞かせの濃密な時間は、親自身が子どもへの愛情を実感できる得がたい機会でもあるのです。
実際読み聞かせを続けてきた親は、みんなそう言います。
引用:『7歳までに学力アップ!』親野智可等
読み聞かせを継続する方法
読み聞かせがいいのはわかってはいるんだけど・・・
続けられるかが不安という方もいると思います。
でも、問題ありません。
絶対に続けられます。
理由1:どんな本でも、読むだけでOK!
「上手に感情を込めて読まなきゃ」なんて思わなくていいです。
子どもはママの声を聞くだけで、安心します。
理由2:同じ本でもOK!
同じ本を何回読んでもいいんです。
子どもは好きな本は何回でも読んでほしいもの。
「いろいろな本を読まないと」なんて気にしなくていいんです。
理由3:子どもが興味持たなくてもOK!
読み聞かせは、子どもがじっと集中して聞いているものと思いがちですが、子どもの集中力は長くは続きません。
途中で、他事をやり出すこともあります。
途中で終わってもいいんです。
「そんな時もある」と気楽に構えてください。
理由4:短時間でOK!
「忙しくて読み聞かせの時間がとれない」という声を聞きますが、1日5分でもいいんです。
5分で全部読めなかったら、次の日に続きから読めばいいだけです。
子どもはちっとも気にしません。
我が家は寝る前に読み聞かせをやっていますが、長い本は途中で終えます。
また、新しい本よりも、何度も読んだ本を読みたがります。お気に入りなんですね。
「でも、親である自分が疲れていて読む気力がない」
という人もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、読み聞かせCDです。
昔話や童話など、いろいろな本が出ています。
うちは昔話の読み聞かせCDを買いました。
みんなで聞きながら寝落ちすることもあります笑
朝、起きるときに1話流してあげるだけでも、毎日続けるとたいへんな量になりますよ。
時間があれば自分で読んであげて、時間のないときはCDをフル活用しましょう。
そうすれば続けることができますよ。
読み聞かせに最適な本の選び方
それでは、年齢別に本の選び方を見ていきましょう。
0歳児の読み聞かせにおすすめの本
単純明快な線で描かれている。色がはっきりしている。
赤があると目をこらして見ます。
ストーリーは単純で、繰り返しがあるとよい。
語りかけがあるとよい。
引用:『1日7分の絵本で子どもの頭はみるみる良くなる!』浜島代志子
1~3歳児の読み聞かせにおすすめの本
子どもの成長に合わせて絵本を選びましょう。
少しずつ絵本に感情移入ができたり、「なんで?どうして?」といった疑問をもつような内容にしていきましょう。
4,5歳児以上の読み聞かせにおすすめの本
登場人物に感情移入ができる、少し複雑で長いストーリーにもチャレンジしていきましょう。
ちなみに我が家は小学生になっても絵本は好きですよ。
いくつになっても、絵本には人を魅了する力があります。
【やらないと後悔】読み聞かせの効果を徹底検証!まとめ
読み聞かせは、勉強面でも情緒面でもメリットがたくさんあります。
忙しい時間の中でも、ぜひ時間をとってあげたいですね。
どんな絵本を選んだらいいかわからない人や、世界各国の絵本に興味のある方はこちらをご覧ください。
でも、無理のない範囲で、時にはCDなどを使ってできるだけ続けるようにしましょう。
続けられたら、親子ともにハッピーになりますよ。
ボクは、毎日、お風呂で子どもたちに「答えのない問題」を出しています。
始めた頃は、とまどっていましたが、今では自分の考えと理由が言えるようになってきました。
✓問題 入浴剤の効果は?
長男:袋見ちゃった・・。冷え性って書いてあった・・。
理由 -
次男:色がついてるから、楽しい気持ちになる。
理由 -
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