うちの子は少しのことですぐ凹んで立ち直れなくなる
自分に自信がもてないでいる
これって、子どもの自己肯定感が低いことが原因なのかしら
・子どもの自己肯定感が低い
・子どもの自己肯定感が低いとどうなるの?
・どうやって子どもの自己肯定感を高めるの?
この記事を書いているボクは、年間100冊の育児書を8年以上読み続けており、良いと思ったものを取り入れて、たくさんの実践を繰り返している小学生2児のパパです。
自己肯定感という言葉を知ったのは、子どもが1歳だった頃に、明橋大二先生の『子育てハッピーアドバイス』という本に出会ったことがきっかけでした。
『子育てハッピーアドバイス』を読んで以来、子育てにおいて子どもの自己肯定感が低いことは、子育ての土台に関わることであり、自己肯定感を高めることが最も大切なことだと思うようになりました。
自己肯定感について理解すれば、子育てに対する考え方も大きく変わります。
この記事では、『子育てハッピーアドバイス』の内容も紹介しながら、自己肯定感の高め方をお伝えしていきます。
自己肯定感が低い子どもの自己肯定感の高め方はこちらです
・自己肯定感は子育ての土台で、親の育て方が大きく影響
・自己肯定感が低い子どもは、しつけや勉強面などさまざまなところで問題が出る
・子どもを親の所有物と考えず、ありのままの子どもの姿を肯定する
・親も、子どもと一緒に努力する
・そうすれば、子育ての悩みの大半は解決する
子どもの自己肯定感が低いとはどういうことか
自己肯定感とは何か
まず、自己肯定感とは何かを正しく理解しましょう。
自己肯定感とは、
・私は存在価値があるんだ
・大切な人間なんだ
・生きていていいんだ
という気持ち。
心の土台になるもの。
自分を大切に思えない子は、他人を大切にできないだけでなく、しつけや勉強もなかなか身に付かない。
引用:明橋大二『子育てハッピーアドバイス』
❌「自己肯定感が高い=自信があること」
自己肯定感が高いということは、単に自信があるということではありません。
もっと根源的な意味で、「自分はありのまま存在していていいんだ」という揺るがない気持ちです。
自己肯定感が低い子の特徴
- 自分はだめな人間、頭が悪いといつも思っている
- 人から褒められても、素直に喜ぶことができない
- 「やっても無理だ」と挑戦しない
当てはまることがあれば、子どもの自己肯定感が十分に育っていない可能性があります。
よくある悩みに、「マナーや礼儀について厳しく教えているのに、全然身に付かない」「勉強が全然わかっていない」などがありますが、実は子どもの自己肯定感が低いことが原因の場合があります。
心の土台となる自己肯定感が育っていないと、その上にしつけや勉強が積み上がっていきません。
(0~3歳)自己肯定感
(4~6歳)しつけ
(7歳~) 勉強
子育てでいちばん大切なのは、『自己肯定感』をしっかり育むことです。
これさえしっかりできていれば、その後のしつけや勉強も、それなりに自然と身に付いてくる。
引用:明橋大二『子育てハッピーアドバイス』
子どもの自己肯定感が低い原因
子どもの自己肯定感が低い原因を「子どもの性格」で片付けてしまうのは危険です。
自己肯定感とはどういうものか、もう一度復習しましょう。
・大切な人間なんだ
・生きていていいんだ
という気持ち。
これらは、本来、すべての子どもに先天的に備わっている感覚です。
でも、自己肯定感が低い子どもはたくさんいます。
実は、子どもの自己肯定感が低い原因の一つに、親の育て方が挙げられます。
子どもの自己肯定感が低くなる育て方
- 親が子どものことを自分の「所有物」だと思っている
- 否定の言葉を投げかける
- なんでも親の言うとおり
- スキンシップが少ない
親が子どものことを自分の「所有物」だと思っている
子どものことを「所有物」だと思うことは、子どもを1人の人間として扱わないことです。
親の都合だけで物事を考えるようになります。
親は、自分が言うことが絶対に正しいと思い込んでしまいます。
このように育てられた子どもは、親の顔色をうかがうようになり、自己肯定感が低くなります。
バカじゃないの
本当にダメな子だね
どうせあんたなんて
何気なく子どものことを否定していませんか。
このように否定の言葉を投げかけられた子どもは、後ろ向きな性格になります。
もしくは、何でも否定する性格になります。
なんでも親の言うとおり
親の言うとおりに行動する子どもは、親も安心です。
でも、自分の意思が全くないというのは危険です。
このような子どもは、仮に親の言うとおりにいい学校に入ったとしても、自分のことを肯定することはできません。
「なんでも自分の意思で決められる」友だちを見るたびに、自己嫌悪に陥ります。
結局、子どもの自己肯定感は低いままです。
スキンシップが少ない
スキンシップが少ないということは、「甘え」が十分に出来ていないということです。
子どもにとって最高の甘えは、親からの愛情です。
子どものことは甘やかすべきではない
このような意見もありますが、大人にだって「甘え」は必要です。
その証拠に、仕事や育児や人間関係の愚痴を誰かに聞いてもらっているはずです。
「甘える」ことを許されない子どもの心は、不安定になります。
自分は親に甘えることができないんだ・・
そう思い、自分の存在に疑問を持つようになります。
成功体験が少ない
ボクは、すべてが親の育て方のせいだと言う気はありません。
成功体験が少ないことも自己肯定感が低い原因の一つだと思います。
少なくとも小学校に入った頃には、周りの子に比べて自分はできるのかどうかを理解できるようになります。
「がんばっても自分はうまくできない」
と思ってしまうと、子どもの気持ちを前向きにすることが難しくなっていきます。
そうならないためには、幼いころからの成功体験が大切です。
「私には、たくさんできることがある」
その思いが、子どもを支えることになります。
でも、「自分はできる人間だ」という気持ちだけでは、できなかった時に心が折れてしまう可能性があります。
もっとも必要なことは、
「がんばったら成長することができる」
「今よりもうまくなれる」
このことを理解していれば、子どもは失敗しても前を向くことができます。
子どもの自己肯定感を高める育児方法を紹介
子どもの自己肯定感を高めるのに重要な時期は?
自己肯定感が育まれる時期は0~3歳。
だが3歳を過ぎたら手遅れではなく、
「いくつになってもやり直しはできる。大好きだと伝えよう」
引用:明橋大二『子育てハッピーアドバイス』
生まれてから3歳までが、自己肯定感の形成にもっとも大切な時期です。
自己肯定感を高める方法
(1)スキンシップを取って話を聞く
(2)褒める
(3)子どもの頑張りを認めてねぎらう
(4)最高の褒め言葉である「ありがとう」の言葉を伝える
できないことに目が行きがちだが、できている所を見る。
比較するなら他の子ではなく、以前のその子と比べることが大切だ。
引用:明橋大二『子育てハッピーアドバイス』
わが家の自己肯定感の高め方
最後に、具体的な方法を紹介します。
これは、『子育てハッピーアドバイス』に出会ってから、ずっと意識して続けていることです。
今では自然にできるようになりました。
- 「大好きだよ」と伝える
- 毎日「かわいい」と伝える
- 子どものいいところをずっとメモしてきたので、100個以上言える
- 子どもの「できない」にはいつも付き合うようにする
- 子どもとたくさん遊ぶようにする
- 笑顔で接するようにする
- たくさん抱きしめる(高学年でも継続)
- 毎日頭をなでる
- 運動などビデオや記録に残しておき、過去から見て成長していることを実感させる
- 具体的にできたことを褒める
- 目の前の課題に取り組み、できたという体験を重ねる
「大好きだよ」と伝える
子どもの顔を見て、はっきりと伝えてきました。
別に、重々しく言うわけではなく、軽い感じで伝えました。
子どもは、それが当たり前だと思っていると思います。
「子どもが親から愛されていることを自覚すること」が、自己肯定感を高めるためにとても大切なことを知っています。
なぜなら、「親から愛されていない」と感じている子どもが多いからです。
気持ちは言葉にしないと伝わりません。
大好きな気持ちは、はっきりと言葉で伝えましょう。
いつも「かわいい」と伝える
「大好き」よりもハードルが低いので、我が家ではほぼ毎日言っています。
子どもの寝顔や何気ない仕草、素直な気持ちに触れるたびに、「かわいい」と伝えています。
子どものいいところをずっとメモしてきたので、100個以上言える
子どものいいところを見つけるたびにメモをし続けて、気付けば100個を超えました。
一部を紹介します。
<長男>
・親や弟想い。
・よく笑う。
・絵が上手。
・コツコツと頑張れる。
・きちんと話が聞ける。
・根気がある。
・家族に毎朝「おはよう」が言える。
・悔しくて泣ける。
・弟に勉強の問題を作ってあげている。
<次男>
・愛嬌がある。
・几帳面。
・負けん気が強い。
・友だちと仲良くなれる。
・かけっこが好き。
・素直。
・ごめんね、が言える。
・準備や支度が早い。
・お兄ちゃんのことが大好き。
子どもが落ち込んだときや、自分を否定してしまうとき、「あなたは素敵だよ」と伝えるために、頭の中に入れておくようにしています。
絶対に、いいところはたくさんありますよ。
子どもの「できない」にはいつも付き合うようにする
子どもはすぐに「できない」と言います。
その時に、放っておいてはいけません。
親が寄り添ってあげれば、子どもはすぐに立ち直って自分の足で歩き始めます。
どうしても時間が取れないときは、「また後でね」と言って、後で必ずやってあげます。
子どもの心が満たされていくのがわかりますよ。
子どもとたくさん遊ぶようにする
トランプも絵本も、サッカーもテレビもゲームも、とにかく子どもとたくさん遊んでいます。
大人は強いから、子どもは喜んで挑んできます。
子どもに勝てば尊敬もされますw
実は子どもは大人と遊ぶのが大好き。
近所の公園に子どもと遊びに行くと、他の子から「鬼ごっこやろう」「ドッジボールやろう」と声を掛けられます。
少し強い相手と遊ぶのが、刺激があっておもしろいのでしょう。
だから、たくさん子どもと遊ぶと子どもは喜びますよ。
笑顔で接するようにする
笑顔で接する人には好印象を感じます。
それは、子どもに対しても同じことです。
親が笑顔でいれば、子どもも笑顔になる。
明るい家庭になる。
子どもの心が満たされる。
たくさん抱きしめる(高学年でも継続)
毎日たくさん抱きしめました。
子どもが高学年になっても続けています。
抱きしめることに違和感を持つ人もいるかもしれません。
親と子どものスキンシップは外国を参考にしています。
外国の親子は、大人になってもハグしますよね。
あれを目指そうと思っていますw
毎日頭をなでる
頭も毎日なでてます。
頭をなでられるの、子どもは好きなんですよ。
認められていると思うからなんでしょうね。
運動などビデオや記録に残しておき、過去から見て成長していることを実感させる
何かに挑戦するとき、途中で挫折しそうになることがあります。
その時に支えてくれるのが、「ここまでやってきたという蓄積」と「進歩しているという実感」だと思います。
たとえ目に見えた形で成功はしていなくても、ゴールに向かって進んでいる実感があれば、子どもは前を向けます。
過去の映像を残して見比べたり、努力の足跡を記録したりすることはとても役に立ちます。
どんな言葉で励ますよりも、ずっと説得力がありますよ。
具体的にできたことを褒める
「すごい」「えらい」だけは、子どももいつか慣れてしまいます。
でも、
- 「は」の字のハネの部分が上手になって
- かけっこの時、腕があごの位置まで高く触れるようになった
- 挨拶の声が大きくなった
などと、具体的に褒めれば、親は自分のことを見てくれていると安心します。
どんな課題にも一生懸命取り組み、一つ一つクリアしていく。
つまずいても、努力して練習すればいつかはできるようになる。
その経験を積み重ねることが、逆境に負けない強い心を作るのだと思います。
これらの子育ての結果、子どもたちは「オレはできる」と思い込んでいます笑
人前では口に出しませんが、自信があるのは確かです。
もう一つ、小さい頃からいいなぁと思っていたことがあります。
子どもたちがお互いのことを褒め合うことです。
「◯◯ができてすごいなぁ!普通、この年だとできないよ」
「兄ちゃんは、◯◯がめっちゃ上手!」
などです。
この前、二人で縄跳びをしていて、初めて次男が二重跳びができた時は、長男が喜んで報告に来てくれました。
他の人のことを素直に認められる子は、自己肯定感が高い子だと思います。
ありのままの自分を認められるからこそ、他人の成功を妬むことなく、自分も頑張ろうと思えるのだと思いました。
【自己肯定感が低い子ども】子どもの自己肯定感の高め方を紹介!まとめ
自己肯定感は子育ての土台となるもので、親の育て方が大きく影響します。
自己肯定感が低い子どもは、しつけや勉強面などさまざまなところで問題が出てきます。
子どもを親の所有物と考えず、ありのままの子どもの姿を肯定しましょう。
そして、子どもと一緒に努力を続けていきましょう。
そうすれば、子育ての悩みの大半は解決するのではないでしょうか。
この記事で紹介した『子育てハッピーアドバイス』はこちらです。
ボクは、毎日、お風呂で子どもたちに「答えのない問題」を出しています。
始めた頃は、とまどっていましたが、今では自分の考えと理由が言えるようになってきました。
✓問題 Gの好物は次のうちどれ?
1.トウガラシ
2.レモン
3.コーヒー
長男:トウガラシ
理由 何でも食べるなら、辛いものでも得意そうだから。
次男:レモン
理由 トウガラシは辛いし、コーヒーは熱いから、虫は熱いものが苦手って聞いたことがあるから。最後に汚らしい話題で申し訳ありません。
たまたまその日話題になったので問題に出しました(小声)
勉強面から子どもの自己肯定感を伸ばしたいという方はこちらをご覧ください。
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