「子どもにガミガミ起こりたくない」
「自分でできる子に育ってほしい」
子どもの悩みをと抱えている方は、ぜひご覧ください。
子どもを叱らないで育てたいなら、おすすめの本はこちらです
『マンガでよくわかるアドラー流子育て』
本を紹介する理由
なぜこの本を読んだか
アドラー心理学は、勇気づけの心理学とも呼ばれており、自分も他人も勇気づけて、活力を与えるという特徴があります。
ボクは、子どもが生まれて以来、子どもの自己肯定感を高めることを子育てのベースとしてずっと意識してきました。
自己肯定感は親の関わりがもっとも大切です。
1番近くにいる親が、子どものことを認め、勇気づけてあげると、子どもは安心して自立していけるのです。
親が見守り、勇気づけるというアドラー心理学の考え方が、自己肯定感を高める上でも非常に効果があると考えて、この本を手に取りました。
著者の紹介
略歴
宮本秀明さん。
1982年、スタンフォード大学中退。
2012年、有限会社ヒューマン・ギルド法人事業部長兼シニアインストラクターに就任。
アドラー心理学をベースにしたロジカルシンキングをはじめ、ファシリテーションからマナー教育まで、幅広いコミュニケーションの研修を担当。
和魂洋才の研修プログラムを独自に開発し、多くの企業や自治体で導入されている。
プライベートでは2児の父。
他の本の紹介
リーダーのための心理学 入門コース
本の概要と構成
本の概要
・出版日:2015/8/10
・出版社:株式会社かんき出版
・ページ数:189ページ
本の構成(目次抜粋)
まずは子どもの行動を理解しよう!
・従来の子育てにみられる4つの問題点
・新しい4つの子育て法
子どもとの関わり方を変えよう!
・聴くことって大切!
・罰を与えると招いてしまう5つのこと
子どもが伸びる「勇気づけ」を身につけよう!
・ごほうびがもたらす4つの弊害
・親のしがちな言葉がけと勇気づける言葉がけ
叱らず怒らず!「伝わる言い方」をしよう!
子どもの「チャレンジ力」を培おう!
・子どもは失敗することによって成長する
・欠点は長所として生かせる
この本をおすすめする理由
実用性
アドラー流子育てを実践するためには、家族同士が対等な関係に関わり合う必要があります。
望ましい親子関係が15条でまとめられており、あなた自身の家庭を振り返る参考に利用できます。
また、アドラー流子育てについて、特に多く寄せられる質問をQ&A方式で巻末に掲載されているので、みなさんのよくある疑問や失敗例などもわかりやすく解説されています。
信頼性
この本は、岩井俊憲さんが監修者となっています。
岩井俊憲さんは、アドラー心理学カウンセリング指導者として活躍しており、アドラー心理学を活用した研修を全国各地で行っています。
アドラー心理学に関する著書も多数執筆しています。
この本の最も大切な3点
著者のメッセージを紹介します。
子どもとの「尊敬」「信頼」をベースに「共感」し、イキイキとした明るい家庭を築くこと
子どもに罰は与えない。百害あって一利なし
親は子どもを批判することが、子どもの心をくじいていることに気づいていない
ボクが思う見どころ3点
子どもの行動には必ず目的がある。その目的を知ろうとせずに目先の行動だけを見て叱らないこと
例えば、子どもが何かを壊してしまったとします。
すると、親は、子どもに不注意があったに違いないと思い、結果だけを見て叱りつけようとします。
確かに子どもにも不注意があったかもしれませんが、壊す前に、「こうしたい」という思いがあったはずです。
何も状況も見てないのに、頭ごなしに叱られたのでは子どもは心を閉ざしてしまいます。
本当はどうしたかったの?
と聞いてあげるだけで、子どもは満たされます。
ともに喜ぶことが勇気づけ
子どもをほめたり、ご褒美を与えることが勇気づけではありません。
勇気づけとは、子どもの側に立って、子どもの喜びを感じ取り、共に喜ぶことを言います。
子どもにつらいことがあったとしても、「この子はきっと自分で克服できる」と子どもを信頼し続ける親の姿勢が、子どもに安心感を与え、子どもを勇気づけることになるのです。
勇気づけの効果
子どもが自立する
子育ての最大の目的は、子どもが自立することであり、親は自立のサポートをしなければなりません。
子どもを勇気づければ、子どもは前に進む力を得て、何でも一人でやってみようとします。
その積み重ねが、自立へとつながっていきます。
子どもが自分のことを好きになる
親が味方でいてくれると思うことで、自分は誰かにとって必要な存在なのだと自覚できます。
自分が他人から必要とされている、愛されていると感じられれば、自分という存在を好きになることができます。
子どもが自分の力を信じられるようになる
子どもが困難にぶつかった時に、誰かが勇気づけてくれるのとくれないのでは、立ち向かうパワーが全然違ってきます。
もうダメかも
が
できるかも
に変わります。
諦めかけたけど、がんばったらできたという経験を繰り返すことで、子どもは諦めない精神を身に付けます。
自分はできる
と自分の力を信じられるようになったからです。
親のことを信頼するようになる
自分のことをどんな時も勇気づけてくれる親のことを信頼しないはずがありません。
信頼は人間関係の基本です。
子育てを進めていく上で土台となってくれます。
実際に活用してみた実例
一緒に喜ぶ
子どもを勇気づけたとしても、すぐには結果が出ないこともあります。
子どもがくじけそうな時こそ、たくさん勇気づけをしました。
たくさん失敗した分、できた時は本当にうれしいものです。
親もこれだけ喜んでいる
という姿を隠さずに見せています。
子どもを勇気づけた逆上がり練習はこちら。
失敗した時は、本当にやりたかったことを聞く
子どもが何かに挑戦しようとした時、失敗はつきものです。
例えば、食器を運んでくれた時にこぼしたり、割ってしまうこともあります。
でも、結果だけを見て叱ることはしません。
反省なら十分してるので、何がしたかったのか聞いてあげるようにします。
理由のほとんどが何かに挑戦しようとするものなので、かえってこちらがうれしくなります。
子どもを叱らないで育てたいと悩んでいる人にオススメの本まとめ
子育てをしていると、つい子どもを叱りたくなるときがあります。
でも、親が感情的に叱りつけている場面はけっこうあるものです。
失敗を責めるのではなく、子どもを勇気づけて見守る姿勢をもって、子育てをしていきたいものです。
自己肯定感について詳しく書かれている本はこちら。
さらに、これからの時代、子どもの将来の選択肢を広げるためには、プログラミング技術は必須となってきます。
興味のある方は無料体験ができます。
自宅にいながら本格的プログラミング学習|Tech Kids Online Coaching
コメント