【先生に聞いた】中学校の国語の定期テスト問題ってどうやって作るの?

中学校教員
スポンサーリンク

中学生のお子さんがいる家庭にとって、定期テストは大きなイベントであり、悩みのタネでもあります。

定期テストの点数が通知表に直結するし、しかも1学期で2回しかないから失敗することはできない。

主要5教科の中でも、特に重要度の高いものが国語、数学、英語です。

その中でも特に国語は問題数が多く、問題形式も幅広いため対策に頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

もし、国語のテストの問題がどのように作られているかを知ることができれば、定期テスト対策はぐっと楽になるはずです。

その内容を、現役中学校教員で国語担当の人の助言を受けてこの記事を作成しました。

この記事を読めば、中学国語の定期テスト問題がどのように作成されているかがわかり、通知表の成績アップにつながるでしょう。

そもそも定期テスト問題は誰が作るの?

【先生に聞いた】中学校の国語の定期テスト問題ってどうやって作るの?

業者ではなく学校の先生

定期テストの問題を作るのは、学校の先生です。

業者ではありません。

業者の問題であれば、「クセ」のない問題となりますが、学校の先生が作るとなると、人によってはひとクセとふたクセもある問題を作る人もいます。

1回のテストは1人の先生が担当

例えば、ある学年の国語を2人の先生で分担して担当しているとします。

この場合、2人で協力してテスト問題を作るかといえば、答えはノーです。

実際は、1人の先生が作成した問題をもう1人の先生がチェックするというものです。

メインの先生が先で順番制

もう少しつっこんだ話をします。

では、テストを作る順番などはあるのでしょうか。

実は、1年の始まりの時期に、テスト問題の作成者を1年分決めます

その学年の受け持ち学級数の多いメインの先生が先に作成し、担当するテスト回数も多くなります。

受け持ちクラス数にもよりますが、メインと準メインの先生の受け持ちテスト数の割合は2:1程度です。

テスト問題はいつ作るの?

テスト問題の作成に取り掛かるのは、早くてもテスト10日前くらいです。

それまでは、テスト範囲すら先生の中で明確に決まっていません。

テスト範囲が決まらないうちに問題を作ってしまうと、後でテスト範囲の予定が変わると、配点の関係から問題を作り直すことになってしまいます

だから、テスト問題はテスト直前まで完成しないことの方が多いのです。

気になる定期テストの作り方は?

【先生に聞いた】中学校の国語の定期テスト問題ってどうやって作るの?

業者のテスト問題の組み合わせが最も多い

学校には、さまざまな業者の問題集が送られてきます

これは、学校で生徒が購入する問題集の見本として送られてきたもので、その中から1冊を採用します。

国語だけでも10業者以上あり、その一つ一つの問題集が教科書の全範囲をカバーしたテストを作っています。

つまり、先生の手元には膨大な問題例があるのです。

その中から最適なものを選んで、1枚の定期テストを作るというパターンが一般的です。

いくらテスト対策とはいえ、一個人が業者の問題集をすべて揃えるのは現実的ではありません。

ここで言いたいことは、業者は学校側に問題集を採用してほしいので、学習指導要領に則った良問を揃えて問題集にしているということです。

言い換えれば、奇抜な問題は少なく、その問題集を参考にした定期テストも、やはり奇抜な問題は出にくいということです。

ワークシートなどのプリント類は要チェック

実は、テスト範囲の中で出される問題は、ある程度パターンが決まっています。

というのも、その学年で身につけるべき能力について、学習指導要領で定められています

定期テストでは、当然ながらその能力が身についているかを確認されます。

この点、業者が作るプリントは非常によく考えられています。

したがって、学校の授業で出されたワークシートやプリント類をまずはしっかりと押さえておきましょう

まったく同じ問題は出なくても、押さえるべきところがわかりますので、その問題の周辺をよく勉強しておきましょう。

先生手作りのワークシートの場合でも、先生が重要だと考えたポイントが出ていますので、やはりよく勉強しておく必要があります。

定期テストの過去問は参考になる

先生は、必ず過去問に目を通します

そこで、過去にどんな問題が出たかを確認します。

先生の定期テスト作りの基本スタンスは、

過去問と全く同じ問題は作らないが、似た問題を作る

です。

塾が過去問を持っているということがありますが、塾生であれば過去問で対策を立てることができます

担当の先生の授業で言った内容に注目

授業で、先生が

ここ重要だよ

と言った箇所や、

黒板に赤色で囲った箇所

など、先生が強調していた箇所があれば、ノートに分かるようにメモしましょう。

そして、テスト対策としてノートを見返せば、テストに出そうなポイントが予想できます。

子どもたちは、黒板をうつすことに必死かもしれませんが、先生が口頭で話したこともとても重要なので、普段からメモを取るように意識させましょう

漢字問題はみんなが間違えたものから出る

漢字は、ふだんから小テストがマメに行われます。

その時に、みんなが間違えた問題をチェックしましょう。

先生は、多くの人が間違えた問題を出したがります

みんなが間違えたかどうかは、先生が発表してくれないとわからないですが、せめて自分が間違えた問題だけでも、きちんと復習しておきましょう

テストを作る先生は誰?

一目瞭然なのがテスト当日に各教室を回って質問を受け付ける先生が、今回のテストを作った人です。

受け持つクラス数が同じくらいであれば、テスト作成は交互に作られるでしょう。

もし、次の先生の目星が付けば、その先生が授業中に発言した内容をチェックしましょう。

もし、自分のクラスには教えに来ない場合は、別のクラスの子に協力してもらって、その先生の発言を教えてもらいましょう。

テスト担当の先生が、簡単な問題を出すのか難しい問題を出すのか

また、クセのない問題を出すのかクセのある問題を出すのかを分析して、もしクセのある先生であれば、テスト範囲となっている教科書以外の国語便覧などにもしっかりと目を通しておきましょう。

気になる国語テストの配点は?

中学の国語のテストは、とにかく問題数が多いです。

では、気になる配点を見ていきましょう。

テスト問題は多くても3枚まで

テスト用紙は、問題用紙と解答用紙に分かれます。

問題用紙は、多くても3枚までです。

それ以上は、めくったりするのが大変になるため、基本は3枚までに収めます。

問題数は50問以上

問題数は50問以上出題されます。

平均すると、1問2点以下です。

問題数が多いので、後で間に合わなくならないよう時間配分をしっかりと考えましょう

漢字は15点程度

時間があれば確実に点が取れる漢字問題は、真っ先に解答しましょう。

漢字は書き取りが多く出題されるので、書き取りを勉強しておきましょう。

書き取りの勉強をすれば、自ずと読みはできるようになります。

また、熟語の意味や四字熟語などを書かせるようないわゆる言語問題についても、漢字問題の近くにありますので、これらも先に解いておきましょう。

漢字を含めた言語問題はすべて1点です。

メインの題材は配点が高い

テスト範囲の中に、古文や説明文、物語文などのメイン教材が2つから3つあるはずです。

それらの配点は極めて高く、20~30点分出題されます。

問題の8割程度は、選択問題や簡単な書き問題ですが、残りの2割程度が意見等を書かせる問題です。

文字数は30~45文字程度です。

通知表の付け方についてはこちら。

【先生に聞いた】中学校の通知表の見方を解説!成績の付け方も暴露!
中学生にとって通知表の成績は、今後の人生を左右するほど重要な評定と言っても過言ではありません。しかし、令和3年度から改定された評価方法については、多くの保護者が正確に理解しているとは言えない状況です。まずは、中学校の成績がどのように付けられているかを把握して、やるべき対策を取った上で進路の選択ができることを願っています。

まとめ

【先生に聞いた】中学校の国語の定期テスト問題ってどうやって作るの?
中学校のテストとなると、もはや親は手出しができないと思ってしまって、子ども任せになる保護者の方が多いです。
でも、子どもだって明確な対策法を知っているわけではなく、ただ漫然とテスト勉強をしている生徒ばかりです。
テスト問題の分析はまだまだ親のがんばる余地があります。
子どもをしっかりとサポートしてあげて、充実した中学校生活を送れるようにしてあげたいですね。

テスト対策は、最後はどれだけたくさん問題を解いたかで勝負が分かれます。

良質なテスト問題に触れるためには、塾に入るのが一つの方法ですが、最近では通信講座もまったく引けを取りません。

定期テスト対策に定評のある通信講座の一つがZ会こちらです。

お子さんの成績に悩んでいて、かといって塾には抵抗があるという方は、まずは通信講座の内容を確認してみてはいかがでしょうか。

Z会は、忙しい部活とテスト勉強の両立についてもノウハウを教えてくれています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました