子どもがいじめにあった時の親の対応方法を紹介します

いじめ・友人関係
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わが子がいじめに遭っているかもしれない

親にとっても、非常に心配なことです。
わが子がいじめに遭ってるかもしれないと知った時、冷静でいられる親はいないでしょう。
頭に血が上って、学校や担任の先生への怒りの気持ちを抑えられなくなります。
真っ先に学校に連絡して、先生を問い詰めたいと思うかもしれませんが、落ち着いて対処してほしいと思います。

というのも、いじめは初期の対応を誤ってしまうと事態が深刻化してしまう恐れがあるからです。

一番大切なことは、いじめのない環境を取り戻し、わが子が安心して学校に通えるようにすることなので、そのために何が最善の方法なのか子どもを交えてしっかりと話し合う事が大切です。

この記事では、子どもがいじめにあった時の親の対応方法について紹介します。

子どもがいじめにあった時の親の対応方法を紹介します

子どもがいじめにあった時の親の対応方法を紹介します

子どもの話をしっかりと聞く

子どもを安心させる

子どもがいじめに遭っているということは、子どもは精神的にとても不安な状況にあるはずです。
親としては頭に血が上ってしまうかもしれませんが、まずは子どもを安心させてあげましょう。

何よりもまずは子どもの話をしっかりと聞いてあげてください。
この時に大切なのが、親の聞く姿勢です。

「何を話しても受け止めてあげるよ」

という安心感を与えるようにしましょう。

誰よりも子ども自身が一番傷付いていますので、子どもを責めるような口調や、結論を急かすような態度をとってはいけません。
子どもが思っていることを全部口に出してもらうためにも、まずは子どもを安心させることが大切です

時系列でできるだけ具体的に聞く

次に親として大事なことは事態の把握です。
その際に押さえておくべきは、「いつ・誰に・どのようなことをされたか」です。
「いつ」については、記憶が曖昧だったとしても、「半年くらい前」など時期を示すようにしましょう。
頻度も大切です。

「半年前に一度だけ」なのか「半年前から1ヶ月に数回程度」なのかでは、事態の深刻さが異なります。
さらに、具体的にどのようなことをされたかも詳しく聞きましょう。
「悪口を言われた」ではなく、「あんたがいると雰囲気が悪くなるから近寄るな」と言われた、という方が学校にも深刻さが伝わります。

暴力についても同様で、思い出せる範囲で詳しく聞くようにしましょう。
学校は、子どもまたは親からの聞き取り調書を作成するのですが、より具体的な方が今後の対応も迅速かつ的確になります。

学校と話をする

学校に頼ろう

子どもから聞き取った後は、学校に連絡します。
この際に、子どもが報復を恐れて「学校には言わないでほしい」と言うことがあります。
もちろん、子どもを守ることが最優先なので、学校に行かせるのが危険と判断したら休ませるという選択肢はあります。
しかし、いじめについて学校に報告せずに子どもに我慢させて登校させるべきではありません。

また、学校に問い合わせることが、学校側に迷惑がかかるのではないかと機にする必要はありません。
相談しなかったことによっていじめが深刻化してしまった場合、学校側も困るのです。

学校はいじめに関する豊富なノウハウがあり、子どものこともよく把握しています。
学校を信頼して、相談してみましょう。

学校との面談

こちら側の本気度を見せるためにも、できれば両親揃って出席するとよいでしょう。
学校側は担任の他に上役が出席するはずなので、人数で気後れしないためにも両親が望ましいです。
面談の際には、子どもから聞き取ったことを時系列で報告します。

文書で渡すと、話が早いかもしれません。
おそらくは学校側も事態を把握していないため、面談の日に結論が出ることはありません。
翌日に加害者の児童から聞き取りが行われ、事実を認めれば、本人に謝らせて、「今後はやらない」ことを約束させます。

そのことについては、学校から報告があるはずです。
また、いじめは重大事案なので、加害者の親に対しても学校から連絡があります。
ここで事が収まれば、その後はしばらく様子を見ましょう。
定期的に学校に状況を確認してもよいです。

第三者機関に相談する

学校に相談しても、事態が解決しない場合があります。
その場合は第三者機関に相談することを検討しましょう。

教育委員会に相談する

学校の上部組織は教育委員会です。
学校に相談したいじめ案件は、学校から教育委員会に連絡がいっているはずです。
直接連絡をとって大丈夫なので、恐れずに相談してみましょう。

教育委員会と聞くと、大袈裟に聞こえるかもしれせんが、各学校の上部組織であり、学校で解決しないことを上に挙げることは何ら問題のない行為です。
教育委員会のいじめの取り組みについては、文部科学省が下記の通り規定していますので、安心して相談しましょう。

教育委員会における取組の充実

(1)学校の取組への支援と取組状況の点検
a)恒常的支援
1いじめの問題の解決に向けて、各学校の実態に応じつつ、例えば、校内研修の講師として指導主事や教育相談の専門家を派遣するなど、各学校の取組を積極的に支援する必要があること。
2各学校における教育相談機能の充実に資するよう、スクールカウンセラーの派遣等により、適切な支援を行うこと。
b)個別事件への支援
1 学校や保護者等からいじめの報告があったときは、その実情の把握を迅速に行うとともに、学校への支援や保護者等への対応を適切に行うこと。特に、困難ないじめの問題を抱える学校に対しては、早急に担当指導主事等を派遣するなど、問題の解決と正常な教育活動の確保に向けた指導・助言に当たること。
c)学校における取組状況の点検
1 いじめの問題に関する国や教育委員会の通知などの資料が、具体的に学校でどのように活用されたか、その趣旨がどのように周知・徹底されたのかなど、学校の取組状況を点検し、必要な指導、助言を行って、学校の積極的な取組を促す必要があること。また、いじめの問題に関する校内研修や児童生徒に対する具体的な指導内容などについての点検も必要であること。
(2)効果的な教員研修の実施
1 できる限り多くの教師がいじめの問題に関する実践的な研修を受けることができるよう配慮するとともに、管理職や生徒指導主事、養護教諭など、受講者の区分に応じたきめ細かで効果的なプログラムを用意する必要があること。
また、初任者研修における学級経営や生徒指導・教育相談に関する研修を一層充実させていくことも重要であること。
2 研修内容・方法について、心理、医療等の様々な分野から講師を招いたり、講義形式のみに偏らない事例研究やカウンセリング演習を実施するなど、受講者が目的意識を持って実践的な知識・経験が得られるよう工夫することが必要であること。
(3)組織体制・相談体制の充実
1 都道府県や市町村の教育委員会においては、学校指導事務担当課だけでなく、広く関係する部課においてもいじめの問題を自らの課題として取り組み、教育委員会が一丸となってこの問題に対する取組を進めていく必要があること。また、私立学校担当課と情報交換をはじめ十分な連携を図りながら取組を進めていくことが必要であること。
2 教育相談員の配置を積極的に進めるなど、教育委員会や教育センター等の相談体制の整備・充実を図るとともに、利用者の相談ニーズに配慮し、相談時間を延長するなど相談窓口の開設時間の工夫等を行うことが必要であること。教育センター等の相談員や臨床心理士などの指導助言の下に、教員養成学部の学生など児童生徒に比較的年齢の近い者を相談相手とする方策なども検討されてよいこと。
3 適応指導教室や民間の施設との指導面でのより一層緊密な連携を図るとともに、校内研修や教育委員会が実施する教員研修への講師の派遣について協力を求めることも大切であること。児童福祉、人権擁護、警察、医療等の関係相談機関と定期的な情報交換・研究協議の機会を設けるとともに、研修会の講師など機関相互における人材の有効活用等の工夫を行うなどして、これらの機関と学校との一層緊密な連携を図る必要があること。
(4)深刻ないじめへの対応
1 深刻ないじめを行う児童生徒に対しては、他の児童生徒の教育を受ける権利を保障するという観点から、やむを得ない措置としての出席停止を含む毅然とした厳しい指導が必要な場合があること。なお、出席停止を命ずる場合は、児童生徒及び、保護者に対し出席停止の趣旨について十分説明するとともに、事前に児童生徒及び保護者の意見を聴取することに配慮すること。また、出席停止の期間が著しく長期にわたることがないよう配慮し、その期間中にも必要な指導を行うこと。
2 いじめられる児童生徒を守るための方法の一つとして、就学すべき学校の指定の変更や区域外就学を認める措置を講じることについて、時機を逸することのないよう留意すること
この場合、保護者の希望により、関係者の意見等も十分に踏まえ、いじめにより児童生徒の心身の安全が脅かされるような場合はもちろん、いじめられる児童生徒の立場に立って、いじめから守り通すため必要があれば、弾力的に対応すべきこと。
(5)家庭教育に対する支援
1 家庭教育を支援するため、様々な学習機会や情報の提供、相談体制の整備、ボランティア活動など親子の共同体験の機会の充実、父親の家庭教育への参加支援など家庭の教育機能の充実を図る施策を計画的に推進すること。その際、家庭教育の意義に関心を示さない、あるいは、学校との連携に協力的でない保護者などへの方策について、子育てのネットワークづくりの推進などきめ細やかな施策が望まれること。
出典:文部科学省「学校におけるいじめ問題に関する基本的認識と取組のポイント」

弁護士に相談する

最近はいじめ問題に強い弁護士もいます。
いじめは子どもの精神や肉体に著しい苦痛を与える行為であり、決して許されるものではありません。

加害者も加害者の親も、いじめに対して軽く考えている場合もありますので、弁護士を通じて毅然とした態度をとることで、問題が解決することもあります。
学校も教育委員会も強制させる権限はないため、より強い権限を行使したい場合に弁護士に相談しましょう。

子どもがいじめにあった時にやってはいけない親の対応

子どもがいじめにあった時の親の対応方法を紹介します
子どもがいじめにあっていると聞くと、親は平静ではいられません。
その結果、誤った行動をとって、かえって子どもを追い詰めてしまうことがあります。

子どもを責める

親が現実を受け止めきれずに、目の前にいる子どもを責めてしまうことがあります。

なぜ嫌だと言わなかったのか
なぜその都度先生に報告しなかったのか

これでは、子どもを二重に苦しめてしまうことになり、子どもがふさぎこんでしまいます。

これでは、いじめを解決するどころではなくなってしまうので、どんなことがあっても子どもを受け止める姿勢を示すことが大切です。

学校を責める

いじめを招いたことについて、学校側に文句を言いたい気持ちはよくわかります。
しかし、いきなり喧嘩腰で学校を責めてはいけません。
先生も人間なので、親に対して苦手意識をもつと、今後の話し合いがうまく進みません。

学校側も、子どもをいじめにあわせたことについては責任を痛感しているはずなので、親としては努めて冷静でいるようにしましょう。
その方が、建設的な話し合いができることが多いです。

相手の家庭と話し合う

加害者に対して怒りの感情が湧くのはよくわかります。
しかし、相手の親と直接話し合っても感情がもつれてしまっていい結果は生みません。
相手を交えるにしても、必ず学校を間にいれるようにしましょう。

このような話し合いは、冷静でいられないとある意味で負けになってしまいます。
相手が態度を硬化させてしまうと、子どもにも悪い影響があるかもしれません。、
学校側から事実を突き付けてもらう方が得策です。

いきなり教育委員会に行く

すぐに教育委員会に行く人がいますが、残念ながらクレーマーという印象を持たれかねないのでおすすめはできません。

物事には順序があるので、いくらあなたの言うことが正しかったとしても、学校に相談せずにいきなり教育委員会に連絡をすると、普通ではないイメージをもたれてしまい、相手も構えて話を聞くことになります。

まずは子どもの安全を守ることが最優先

子どもがいじめにあった時の親の対応方法を紹介します
子どもがいじめにあっていると聞くと、すぐにいじめを解決したいと考えますが、まずは子どもを安心させて守ってあげることを最優先に考えましょう。
学校には行くのが難しければ、少し休みをもらうのも手です。

まずは危険から遠ざけることを考えましょう。
いじめは複雑な問題で、すぐには解決しないことも多々あります。
仮に、結果を急いで収束を図ったとしても、のちのちトラブルが再燃することもあります。
これからのことは、問題が解決してからゆっくり考えればよいことです。

子どもがいじめにあった時の親の対応方法まとめ

わが子がいじめに遭っているかもしれないと思うと、親はいてもたってもいられなくなります。
しかし、だからと言って親が冷静さを失ってはいけません。
まずは、目の前の子どもを安心させて、安全を確保した上で、学校に相談しましょう。
学校は敵ではありません。
親が冷静に対応することで、いじめを早期に解決させ子どもに笑顔を取り戻すことができます。
子どもの勉強の遅れが心配な場合はこちらをご確認ください。

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