子どもがいじめの加害者に?親の取るべき対応とは?

いじめ・友人関係
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突然、学校から連絡があって、わが子がいじめの加害者だと聞かされたら、あなたはどうしますか?
多分、全ての親が冷静さを欠いて取り乱してしまうと思います。
それだけ、事は重大であり、しかも、初めての経験でありどのように対応すればわかりません。

子どもがいじめの加害者になった場合の親の取るべき対応は

子どもがいじめの加害者に?親の取るべき対応とは?

冷静に事態の把握に努める

学校からの聞き取り

すでに子どもが認めている場合もあれば、そうでないケースもあります。
まずは、詳しい状況について聞き取りましょう。
どのような被害を与えてしまったかも把握しておかなければ、適切な対応がとれません。
いつ、どのようなことをしたのか、をできるだけ正確に把握しましょう。

子どもからの聞き取り

学校からの聞き取りだけでは状況把握が不十分な場合があります。
学校から連絡があった後は、必ず子どもからも状況を聞き取るようにします。
学校は、被害者からの情報を聞いて調書をまとめていくので、場合によっては事実と異なることがあります。また、なぜそのような行為に及んだかもきちんと聞いてあげましょう。
表面的な行動だけで捉えるのではなく、内面にまで目を向けることで今後の対応も変わってきます。

今後の対応を学校と相談する

状況の把握が終われば、今後の対応について学校と話をします。
すでに子ども同士の話がついている場合は、被害者の親へどのように連絡を取るべきか確認しましょう。
当事者双方の話に食い違いがあるなど、問題が解決していない場合は、今後の対応がまとまるまでは相手の親には連絡しない方が無難です。そのあたりは、学校側にうまく説明してもらうようお願いしましょう。

被害者の親への謝罪

子ども同士は、学校ですでに話し合いがついていますので、次にやるべきは被害者の親への謝罪です。
いきなり先方の家に連絡をしたり、訪問したりするのは、相手の気持ちの準備もあり失礼な行為です。
まずは、学校に対して、先方に謝罪したい旨を伝えて学校から話をしてもらうとよいです。

先方の了解がとれたら、子どもを連れて伺います。
子どもの行為がどれほど被害者を傷つけたかを誠心誠意お詫びしましょう。
その際の相手の反応は、許してくれる人もいれば許してくれない人もいるでしょう。
しかし、大切なことは誠心誠意お詫びの気持ちを伝えることです。
子どもも、親が謝る姿を見ることで感じてくれることがあるはずです。

わが子といじめについて話し合う

被害者に対してお詫びをすれば、一旦相手との問題は区切りを付けます。
大事なのはこれから子どもがどうしていくかです。
後で触れますが、いじめという行為自体は子どもに落ち度があるので、正すべきは正します。
しかし、その背景にある問題や、なぜそのような行為に及んだのかを子どもとしっかり話し合いましょう。
いじめの加害者の立場を考えるときに、家庭環境が関係していることは大いにあります。
親自身も子どもとの関係を振り返る機会にしましょう。

子どもがいじめの加害者になった場合の親のNG対応は

子どもがいじめの加害者に?親の取るべき対応とは?

事実を受け入れようとしない

子どもがいじめの加害者である場合、第一報は学校からの連絡によることが多いです。
加害者は、自らいじめをしていることを親には言いませんので、親が気付いていないことが多いです。
そのため、学校から連絡があった場合、耳を疑う親が多いです。
しかし、まずは冷静になって、聞く耳を持つようにしましょう。

わが子を否定する

もう一つ気をつけなければならないことが、親がパニックに陥って子どもを怒鳴りつけたり否定したりすることです。
どの親も、人を傷つけるような子どもにはなってほしくないと思っています。
子どもがいじめの加害者となってしまったことについて、子どもを全否定するのはやめましょう。
いじめは表面的な行動にすぎず、もっと本質的な問題が何かを考える必要があります。
わが子を責めるのではなく、わが子を現状から救い出してあげるつもりで、しっかりと話を聞いてあげましょう。

子どもがいじめの加害者になる心理とは

子どもがいじめの加害者に?親の取るべき対応とは?

ストレスや不安が溜まっている

いじめは、自分の中にあるストレスや不安のはけ口として外に出ることが多いです。

親のしつけが厳しすぎる
両親の関係が悪い

このように、子どもがストレスを抱えることがあると、うまく自分で消化できずに、身近にいる弱い子に対していじめという形で吐き出されます。

心が満たされていない

もっと自分のことを認めてほしい

という承認欲求が、誤った形で外に出ることがあります。
わざと怒られるような行為をして注意を引こうとするのです。
根底には、

家庭内で弟ばかりが可愛がられて居場所がない
学校でスポーツができる子が褒められて、自分は全然褒められない

などがあります。

いずれも、いじめという表面的な行動だけで判断すると根本が解決されないため、同じことがまた繰り返される恐れがあります。

子どもがいじめの加害者になった場合の親の取るべき対応まとめ

わが子がいじめの加害者になった場合、たいていの親は冷静さを失って適切な対応を取ることができなくなります。
しかし、まずは冷静に事態の把握に努めて、その後被害者に対して誠心誠意お詫びをしましょう。
そして、わが子を叱るだけではなく、なぜこのような行為に及んだか、今後はどのようにしていきたいかを親子で話し合います。
場合によっては、親の関わり方を改める必要もあります。
いじめをしてしまったから終わりではありません。
これからまたいくらでもやり直しはできますよ。

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