「子どもに習い事をさせたいけど、いつから始めたらいいのかな」
「周りの子どもが習い事をしてるのに、うちだけ何もやっていないのは焦る」
子どもの習い事をいつから始めたらいいか迷っている人は、ご覧ください。
子どものいる家庭にとって、習い事は悩みの一つです。
何を習わせるかも大事ですが、もう一つ大事なのが「いつから始めるか」です。
習い事は、周りの影響を受けやすいものです。
他の子が習い事を始めると聞くと、焦らずにはいられないのが親というもの。
保育園に入ると、
周りから「体操教室に入った」とか
「ピアノを習い始めた」とか聞くようになります。
何事も早い方がいい、とは言ったもので周りの声を聞くと自分も始めないと負けたような気分になります。
「うちも習い事をやらないと不安で仕方ない」
そんな経験は誰にでもありますよね。
この記事では、習い事の開始時期や年齢別おすすめの習い事について解説します。
子どもの習い事はいつから始める?
習い事をいつ始めるか?それは習い事別に異なります
「習い事をいつから始めるか?」
子どもの発達を考えた場合、最適なタイミングは習い事によって異なります。
以下に、習い事別の最適なタイミングを記載しましたので、参考にしてください。
習 い 事 | 開始時期 | 理 由 |
スイミング | 3歳以降 | 人間の身体機能は4歳までに約80%完成するため、それまでに開始すると効果的 |
体操教室 | 3歳以降 | 同上 |
サッカー等の特定競技 | 6歳以降 | 幼児のうちは特定の競技ではなく、全身運動が望ましい |
ピアノ | 4歳以降 | 4歳~6歳くらいまでに絶対音感が身に付く |
英語 | 3歳まで | 3歳までに開始するとリスニング力が向上する |
プログラミング | 6歳以降 | 基本的な読み書きを修得してから開始しましょう |
そろばん | 6歳以降 | 足し算・引き算が理解できるようになってから |
大前提は子どもが興味を持った時から始める
どれだけ効果のある習い事でも、子どもに興味がなければ始めるべきではないでしょう。
英語教材など、年齢が低いうちから始めた方がよいとされるものもありますが、子どもの反応を見てみて、反応が良ければ始めるとよいです。
子どもが興味を示さなければ、せっかくの習い事が宝の持ち腐れになってしまいます。
親としては、何事も早く始めた方が効果が早く出るのではないかと思うかもしれませんが、年齢が低過ぎて子どもがついて行けないこともあるので、あまり親が前のめりになり過ぎてもいけません。
幼児期の運動系は全身を動かすものがよい
習い事をいつから始めるかの一つのタイミングとして、幼稚園に入る時があります。
特に、運動能力が発達する幼児期に、運動系の習い事をさせようとする人はたくさんいます。
幼児期に運動会の習い事を際は、特定の競技をやらせるよりも全身を使う習い事の方がよいとされます。
幼児期は運動能力の発達段階であり、体の一部を使う運動よりも全身の運動能力を高めることが望ましいからです。
具体的には、水泳や体操教室などです。
幼児期の勉強系は楽しくやれるものがよい
幼児期は、集中力が長くは続きません。
したがって、子どもに忍耐を強いるような習い事は、子どもが苦痛に感じて投げ出してしまう可能性があります。
どのような習い事でも、幼児向けのクラスが用意されていて、楽しく学べるような工夫がされています。
子どもたちは楽しんで学習していますので、親も大らかな気持ちで見守ってあげましょう。
この時期に、親が結果を求めて厳しい環境を与えても、子どもがついて行けずに挫折してしまう恐れがあります。
子どもの習い事はいつから始める?年齢別おすすめの習い事ランキング
【幼児期】運動系習い事ランキング
水泳
運動系で1番人気は水泳です。
幼児期は、膝くらいまでに浅いプールからスタートして水への恐怖心を無くすことから始まります。
水に慣れてきたら、深いプールへ移動します。
と言ってもいきなりは足が底に付きませんので、下に台を敷いて顔が水面の上に来るようにして、潜る練習をします。
水に潜れるようになったら、ビート板を使っていよいよ泳ぐ練習になります。
幼児期は、クロールなどの泳法を身に付けなくても、まずはプール嫌いにならなければOKです。
水泳のメリット
体力がつく
体力作りのために水泳を始める家庭は非常に多いです。
水泳は全身運動であり、左右を均等に使うためバランスよく運動能力を高めることができます。
また、呼吸も大きく使いますので肺も鍛えられます。
二刀流の大谷翔平選手が高校生まで水泳を続けていたのは、このためです。
授業で有利
水泳は、小学校から高校まで体育の授業で行いますので習い事をしていると断然有利です。
授業でも教えてくれますが、夏のわずかな期間だけで上達するには限界があるため、習い事をしている子どもとしていやい子どもでは大きな差が出ます。
気になる費用
週1回で毎月6,000円程度が相場です。
体操教室
運動系で2番人気は体操です。
体操教室は、器械運動を中心としてさまざまな運動をバランスよく身に付けることができます。
具体的には、マット運動、とび箱、鉄棒などです。
体操教室も、全身運動がメインなので、バランス良く筋力を鍛えることができます。
体操のメリット
筋力がつく
体操は、自分の体を支えるものが多いため全身の筋力が大きく発達します。
さまざまな運動がありますが、腕を使って自分の体を支える競技は多くありません。
体操は、全身バランスのとれた理想的な筋力を身に付けることができます。
苦手意識がなくなる
マットもとび箱も鉄棒も、いずれも学校の体育の授業で取り扱いますが、得意・不得意が非常に分かれやすい競技です。
体操教室に通っていれば、これらの競技に苦手意識をもたずに取り組めるので体育嫌いにならずに済みます。
気になる費用
週1回で毎月6,000円程度が相場です。
サッカー
運動系で3番人気はサッカーです。
男子中心のスポーツにはなりますが、根強い人気があります。
サッカーは、子どもの人気が高く、ボール1つあれば誰でも始められる手軽さがあります。
野球は、幼児にとっては道具の扱いが難しいですが、サッカーはボールも大きく、動作も難しくありません。
また、サッカーは非常に長い距離を走るため体力作りにも適した習い事です。
気になる費用
週1回で毎月5,000円程度が相場です。
【小学生】運動系習い事ランキング
水泳
体操教室
サッカー
野球
小学生の人気ランキングも、1位から3位までは幼児期と変わりませんが、4位に野球がランクインします。
こちらも、男子に多い習い事です。
野球は一昔前に比べると人気は少し下がりましたが、それでも野球好きの子どもはたくさんいます。
野球に必要な投げる動作は、実はあらゆる球技に応用ができます。
また、速いボールを追うことで動体視力もよくなるため、野球が得意な子どもはあらゆる球技において優れた成績を残しやすいです。
気になる費用
週1回で毎月5,000円程度が相場です。
そのほかに、遠征費用がかかる場合があります。
武道
空手・柔道などの武道も近年人気があります。
体力をつけるだけでなく、実戦でも役立つため、子どもに強い身体を持たせたい親から人気があります。
また、武道は精神も鍛えてくれます。
授業の初めと終わりには正座をして精神統一をする時間があり、礼儀や言葉遣いにも厳しい面があります。
一人の人間として強い精神と正しい作法を身に付けさせたいと習わせる人もいます。
気になる費用
週1回で毎月6,000円程度が相場です。
【幼児期】勉強系習い事ランキング
英語・英会話
勉強系で1番人気は英語・英会話です。
国際社会の到来により、今後も英語の必要性は衰えることはないでしょう。
また、ビジネスの現場で実際に外国人の人と英語でやりとりをする未来はもうすぐそこまでやってきています。
新型コロナウイルスの到来により国境は完全に取り払われ、zoom画面を通して全世界とやりとりができるようになりました。
また、学校現場においても外国語は低年齢化し、授業内容もリスニング中心に変わっていきます。
英語は幼い頃から触れることで、脳の発達上も有利と言われています。
最近では、オンラインでの英会話も人気があります。
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気になる費用
週1回で毎月10,000円程度が相場です。
幼児教室
勉強系で2番人気は幼児教室です。
幼児教室といってもいろいろあります。
例えば、数を学んだり立体パズルを通して空間認知力を身に付けるもの、暗記力を高めるもの、右脳の働きを促進するものなどです。
いずれも、おもちゃやイラストを用いるなどして楽しみながら勉強できる仕組みが整えられています。
6歳までにほぼ脳が発達するため、幼児教室を利用している人はたくさんいます。
通信講座による幼児教材も人気があります。
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気になる費用
週1回で毎月12,000円程度が相場です。
ピアノ
勉強系で3番人気はピアノです。
女子を中心として王道の習い事です。
ピアノを習うメリットはたくさんあります。
もちろん、音感を鍛えることができますし、学校では行事ごとに伴奏をする機会がありますので、そこで選ばれれば子どもには大きな自信となります。
また、指を動かすことが脳への刺激を与えますので、脳の発達にも効果があると考えられています。
気になる費用
週1回で毎月8,000円程度が相場です。
【小学生】勉強系習い事ランキング
英語・英会話
ピアノ
書道
今も昔も、字がきれいであること、特に習字が上手に書けることは重宝されます。
学校でも、習字コンクールがあるため、毎年表彰される機会があります。
字はその人を表すと言われるくらい大切なものなので、きれいな字を書けることは人生において大きなプラスとなります。
気になる費用
週1回で毎月6,000円程度が相場です。
学習塾
中学受験を目指す人であれば、必ず通うのが学習塾です。
関東地方にはさまざまな学習塾がひしめいているので、子どもに合う塾を見つけることが大切です。
自分でコツコツ取り組みたい子には通信講座が適しています。アフィリエイト
プログラミング
学習指導要領の改定に伴い、プログラミングが必修化されました。
2020年度からは学校でもプログラミング学習が始まりました。
しかし、残念ながら学校現場はプログラミングに対して全然ついて行けない状況です。
そもそも、学校ではいまだにアナログの業務が大半を占めており、子どもたちにプログラミングを教えられる教師はほとんどいません。
プログラミング言語と言われても、何のことだかさっぱりという人が大半だと思います。
また、近年のテクノロジーの急速な発展に伴い、将来の仕事でもエンジニアの需要は大きくなっています。
現在、日本のエンジニアの数は不足しており、今後も引く手あまたの状況がしばらく続くと言われています。
将来の仕事を見据えると、プログラミング教室はかなり現実的な選択肢と言えます。
最近ではオンラインでのプログラミング学習も人気があります。
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気になる費用
週1回で毎月10,000円程度が相場です。
子どもが習い事を続けるコツは?
習い事を始めた後の悩みで一番多いのが、長続きしないことです。
「もうやめたい」
習い事をさせる限り、子どものこんな言葉を聞くことは何度もあります。
子どもがやりたい習い事をやらせることが一番
習い事を続けるコツは、子どもがやりたいことをやらせることです。
子どもはよく、いろいろな習い事をやりたいと親に言ってくることでしょう。
その中には、親のやらせたいこととは違うものもあるかもしれません。
でも、やりたいというものは、基本的に子どもが楽しいと感じるものです。
楽しいことは長続きしますので、子どものやりたい気持ちを尊重することが大切です。
ただし、「友だちがやってるからやりたい」という理由は注意が必要です。
もちろん、友だちがいることは楽しい要素ではありますが、その理由だけでいつまでも続けるのは難しいです。
やはり、子ども自身が楽しめるものをやることが習い事を長続きさせる1番の秘訣です。
事前に無料体験をするなど子どもの特性を理解する
やりたいと思って始めてみたものの、思っていたのと違うという場合があります。
思っていたよりも厳しかった
案外楽しくなかった
難しくてできない
などです。
このような「勘違い」を解消するためには、事前に無料体験をして雰囲気を掴んでおくことです。
できれば、複数回体験した上でやりたいと思えるものを選ぶとよいです。
一回では、良いところばかりが見えて本質が見えないことがあります。
もう一つ体験の注意点があって、それが講師の褒め言葉です。
センスがある!
絶対にうまくなる!
これらの褒め言葉は、勧誘の常套句であって本音ではない可能性があります。
うまい言葉に乗せられて、入ったけどなかなかうまくならずに辛い思いをするのは避けたいところです。
しっかりと親が子どもや周りの子どもの様子を見て、我が子の特性を見極めることが大切です。
ただ、向いてないと思っても子どもがやりたいという気持ちがあれば尊重してあげましょう。
嫌なものを無理やりやらせない
子どもが習い事をやめたい理由は、基本的に1つだけ。
楽しくないからです。
子どもがやりたいから始めたんじゃないの?
と思うかもしれませんが、案外そうではないケースもたくさんあります。
例えば、運動神経を良くしたいと考えて体操教室に入れるケース。
また、字がきれいになってほしいと考えて習字教室に入れるケース、など。
入れてしまえば何とかなるだろう
と親は安易に考えますが、子どもにとっては苦痛以外の何者でもありません。
そのうち、習い事がある日を嫌がるようになるでしょう。
親としては、これまで払ってきた月謝が無駄になるから、何としても続けさせたいと思います。
でも、嫌なものは続きません。
親が無理やり入れたケースは、往々にしてこのような結果になります。
入る前に、子どもが本当にやりたいことかを確かめるのが大切です。
嫌々続けても身に付かない
もう一つのポイントは、嫌なことは上達しないといことです。
好きこそものの上手なれ
とは言ったもので、特に子どもの場合、気が乗らないと全然上達しません。
大人であれば、嫌なことでも自分のためになると割り切ることができますが、子どもに割り切りを期待するのは酷なことです。
良かれと思ってやらせてみたけど、思いの外上達していないという場合、子どもがその習い事を苦痛に感じている可能性があります。
子どもの習い事はいつから始める?年齢別おすすめの習い事まとめ
ほとんどの親は、子どもに習い事をさせたいと考えています。
でも、いつから何を始めたらいいかについてはよくわかっていない人がたくさんいます。
習い事は、子どもにスキルを与えてくれます。
そのスキルは、子どもたちが生きていく上で大きな武器になりますので、子どものやる気を応援してあげましょう!
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