育児休業中は、嫌と言うほど子どもと四六時中向き合わなければなりません。
毎日が育児と家事だけに追われる日々に、ついウンザリしてしまう気持ちもよくわかります。
しかし、育児休業はいつか必ず終わりが来ます。
そして、その時間は戻っては来ません。
後から、もっとこうしておけばよかったなぁ、と後悔しても遅いのです。
振り返ればあっという間に過ぎ去ってしまう育児休業。
後悔しないためにも、育児休業中にやっておけばよかったことをランキングで紹介します!
育児休業中にやっておけばよかったことランキング10選!
早速、ランキングで発表していきます。
1位:子どもとの時間をたくさん作る
育休中と、復帰してからの1番の違いが時間の自由度です。
復帰すれば、平日の日中は仕事に行き、子どもを保育施設に預けることになります。
時間にすると、1日8時間、1週間で40時間、1年間で2,000時間もの差になります。
『親子のコミュニケーションに関する調査』(ヤマハミュージックジャパン)によると、子どもと触れ合う時間が足りていないと感じている父親・母親は約7割にのぼります。
仕事に復帰すると子どもとゆっくり向き合う時間はなくなります。
実際、この調査では、平日に子どもと触れ合う時間で1番多かったのが「1時間程度」で約31%。次に多かったのが「2時間程度」で約26%でした。
子どもが産まれたばかりの頃は、右も左も分からない状態で、1日があっという間に過ぎていきます。
でも、生後6か月を過ぎた頃には、育児にも慣れ始めて少しずつ余裕が出てくると思います。
多くのママたちが、後から振り返った時に、どれだけ時間があっても足りないと思うのが子どもとの振り合う時間です。
育休中は、毎日子どもと一緒にいることが当たり前に感じてしまうので、残念ながらその貴重さに気づくことが難しいものです。
しかし、仕事に復帰したら、毎日が仕事と家事で手一杯になり、そこから更に子どもと触れ合う時間を作るのはとても難しくなります。
心では、
![【後悔しない】育児休業中にやっておけばよかったことランキング10選!](https://jissenpapa.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
もっと子どもと触れ合いたい
と思っても、時間も体力もそれを許してくれません。
子どもとの触れ合いが少なくなると、ママには罪悪感が生まれます。
そして、せめて育休中にもっと子どもと触れ合っておけばよかったな
と後悔するのです。
具体的に、どれくらい子どもと触れ合っておけば満足できるかは人それぞれです。
ただ、仕事に復帰したら確実に今よりも触れ合う時間は減少します。
さらに、子どもが成長するにつれて、触れ合う時間も減っていきます。
なので、育休中には、1日終わった時に、
![【後悔しない】育児休業中にやっておけばよかったことランキング10選!](https://jissenpapa.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/b-woman.png)
今日もたくさん子どもと触れ合ったな
と充足感を得られるかどうかを基準にしてみてはいかがでしょうか。
実際、子どもと触れ合ったりスキンシップしたりすることで、「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌されるので、あなたにとっても子どもにとってもプラスですよ。
2位:写真やビデオの整理
スマホやデジカメで簡単に写真や動画が撮れるので、ついついたくさん撮り過ぎてしまうことも多いです。
でも、後から見やすくするためには、どこかで整理が必要。
整理しておかないと、容量がいっぱいになったり、雑然としてどこにどのデータがあるかわからなくなります。
さらに、容量不足のため、新しい写真や動画を撮ることを控えてしまうなどの負のスパイラルに陥ります。
したがって、できるうちにデータを整理しておくことがおすすめです。
でも、いくら育休中とはいえ、無限に時間があるわけではありません。
空いた時間をコツコツ利用するとともに、アルバムを用意したり、データを保存するハードディスクを購入したりフォルダを整理しておくなど、効率的にデータ管理ができるようにしておきましょう。
そうすれば、復帰後もデータ管理が楽にできます。
将来振り返った時に、写真や動画があるとないとでは、思い出の数が全然違って来ます。
子どもが大きくなった時に、みんなで振り返れると楽しいですよね。
3位:平日の外出や旅行
育休中は、毎日が単調に感じます。
平日は、旦那さんを見送ってから夜になるまでは子どもと二人っきり。
育児や家事に、とやることはあるので時間は過ぎていきますが、気付けば家から一歩も出ずに1日が終わってしまったというのことも多いかもしれません。
もしくは、出かけたとしても散歩や同じ公園のワンパターン。
なんとなく、浮かない気分になります。
でも、実はこの何となく時間が潰れてしまう平日こそ、育休中の特別な時間。
復帰すれば、平日は仕事に縛られることになります。
だったら、思う存分平日を満喫しましょう。
特に、育休のうちでしかできないところにいきましょう。
平日は、休日に比べてどこも空いています。
例えば、水族館や動物園に行くのもいいです。
ベビーカーを引いている状況であれば、かえって大人がゆっくり鑑賞できるかもしれません。
というのも、子どもがある程度歩けるようになると、子どもを見るので手一杯になってしまう恐れがあるからです。
また、パパと休みが合わせられれば旅行に行くのもオススメです。
ご存知のとおり、平日と休日では旅行代金が全然違います。
まだアクティブな観光はできないかもしれませんが、いい気分転換になります。
何よりも、混雑していない分、ゆったりとした気持ちを味わえます。
旅行はエネルギーのいることですが、今しかないと思えば、少し無理をしてでも行っておくことをお勧めします。
後から振り返ったときに、やはり旅行は思い出に残るものです。
また、最近は「旅育」という言葉も定着しつつあります。
旅行でたくさんの体験をすることは、子どもの成長にとってもプラスになるでしょう。
4位: 復帰後の夫との育児・家事の分担
復帰後を具体的に考えた時に、夫との育児や家事の分担についてはできるだけ早いうちから話し合っておいた方がよいでしょう。
育休中は、基本的にママに負担が偏りがちですが、復帰したらママにだって時間はありません。
必ずパパの協力が必要になります。
2021年にALBUS(アルバス)が行った0~3歳の子どもを持つ共働き家庭のママ281名、 パパ284名を対象に「子育て中の共働き家庭の家事分担」に関する調査によると、共働き家庭の家事の分担で1番多かったのは、
ママ:パパ=7:3
です。ママの負担が9割以上という家庭も30%ありましたが、平均的に見ると7:3という結果になりました。
思ったよりもパパが家事を分担していると言う印象もありますが、一つ注意しておかなければいけないのが、パパに家事を分担させるには事前に準備が必要ということです。
復帰したからといって、いきなりパパに育児や家事のスキルが備わっているわけではないのです。
だからこそ、育休のうちからできる限りパパにも同じことをしてもらいましょう。
育休のうちから日常にしておけば、復帰後もスムーズに移行できます。
逆に、日常的に経験していないと、後になって、「思っていたのと違った」ということになりかねません。
また、当然ながらパパの職場の理解も必要です。
職場でも、「イクメン」であることをアピールしておきましょう。
男であれば上司との付き合いも必要かもしれませんが、前もって理解を得ておけば、飲みの誘いを断っても誤解されることもありません。
子どもの送迎や、ご飯の支度、お風呂や寝かしつけなど平日からたくさんのやるべきことが出てきますので、できる限り多くの役割を分担できるよう、育休中のうちからしっかり話し合っておきましょう。
でないと、9割以上ママ負担という30%の家庭になってしまいます。
5位:保育施設の調査・選定
育休明けには、必ず子どもをどこかの保育施設に預けなければなりません。
その意味では、どんな人でも必ず保育施設の調査はします。
ここで言いたいのは、後から後悔しないように直前ではなく事前にしっかりと調べておきましょうということです。
引越等がなければ、基本的には同じ保育施設を利用して小学校に入るのが理想です。
保育施設を選ぶ際のポイントをお伝えします。
家の近くにあるか
実際に保育施設を選ぶ上で、多くの人が家からの距離で選んでいます。
理由は、毎日の送迎が楽であることと、将来同じ小学校区内であれば保育園の友だちと同じ小学校に行けることが大きいです。
逆に、家から一番近い保育園が、将来子どもが通う小学校区でない場合には注意が必要です。
仲良しの子と小学校が別れてしまうことでショックを受ける子がいるのは事実です。
また、せっかく保育園で仲良くなったママ友とも離れてしまうのも寂しいものです。
何時から何時まで預けられるか
早朝保育や延長保育の時間も重要なポイント。
いずれも働き方に大きく関わってきます。
パパによる送迎を検討している場合は、転勤や部署の異動により、想定通り送迎ができなくなることもありますので、事前にパパとしっかりと話し合っておきましょう。
もちろん、ママが時短を取るかどうかにも関わってきますので、何時から何時まで預けられるかはとても重要です。
職場からの距離
お迎えは職場からの直行で行く人も多いと思います。
職場からの距離が近ければ、その分早く迎えに行けるので延長料金を抑えることができます。
もちろん、朝預ける時も職場に近ければ朝も比較的余裕を持って過ごすことができます。
また、子どもの急病にもすぐに対応できるため職場から近いに越したことはありません。
送迎バスの有無
送迎バスがあれば送迎が不要なため非常に便利です。
ただし、時間が細かく設定されているため、自宅の近くを何時に通過するか確認が必要です。
帰りについても、バスが来るまでに必ず帰宅しておかなければならないため、働いている方にとっては、必ずしも使い勝手がよいかはわかりません。
園の雰囲気
園の雰囲気は、まずは園長の方針で決まります。
したがって、保育士の方が変わったとしても、園の雰囲気自体は大きく変わることはないのです。
園の雰囲気は、通っている保護者に確認するのが一番ですが、それ以外には保育士同士のやり取りを見ておくとよいでしょう。
実際、我が子が通っていた保育園では保育士同士のイジメがあり、2年間で5人の保育士が退職するということがありました。
保育士同士の関係がよくないと、引き継ぎもうまく行われず、前の担任の先生に伝えておいた事が次の人に伝わらない事も起きます。
親ならば、我が子をできることなら雰囲気のいい園に預けたいと願うものです。
6位:病児保育の登録
園に通う前の子どもはあまり病気にかかりませんが、園に通い出すと一気に色々な病気をもらってきます。
子どもが病気になれば会社を休んで面倒を見なければなりませんが、数日にわたることも出てきます。
そうなった時に備えて、あらかじめ病児保育に登録しておきましょう。
病児保育に登録している人は、半数以上と言われていますが、実際の利用率は30%と低く、まだまだ浸透していない印象があります。
なお、実際に利用する際には医師の診断書が必要となります。
7位:子育て支援センターに通う
育休中は、これまでの仕事中心の人間関係が大きく変わります。
基本的には、人との交流はなくなり、家で子どもと二人きりで過ごすことになります。
子どもとの時間を家でゆっくり過ごすというのも悪くないのですが、慣れてきたら子育て支援センターなどのママや子どもの集まりに参加することをお勧めします。
社会保障・人口問題研究所の「第13回出生動向基本調査」によると、子育て支援センターを利用したことのある世帯は、全体の18%にのぼります。
メリットはいくつかあります。
メリット1:近所のママ友ができる
近所の、というところがポイントです。
ママ友は、同じ悩みを共有できたりアドバイスをもらえたり、とにかく頼りになります。
さらに、近所にママ友がいれば、いろいろな情報交換ができますし、それは子どもが大きくなっても続きます。
子育て支援センターには、同じ歳の子どもたちが来るので、将来にわたって付き合えるママ友を見つけるチャンスです。
また、孤育てが続くとママの精神的にもよくありませんので、積極的に参加してみましょう。
メリット2:子どもの交流ができる
友だちができるのは、子どもも同じです。
子どもも、いつかは保育園に行き、集団生活をすることになります。
その時、これまでまったく他の子どもと過ごしたことがない子どもは、保育園に戸惑うことがあります。
最悪の場合、行き渋りになってしまうと、朝保育園に連れて行くのがとても難しくなります。
子どもを慣らすという意味でも、子育て支援センターに行くメリットは大きいといえます。
気晴らしになる
これは、ママにとっても子どもにとっても言えることです。
やはり、たまには外に出て体を動かした方が気晴らしになります。
ママにとっては、ママ友に愚痴を聞いてもらうのもリフレッシュになるでしょう。
特に深い理由なんてなくても、なんとなく気晴らしに利用してみるのも一つですよ。
8位:復帰後の服選び
実は、案外直前になって気づくのが、復帰後の服選びです。
「服なんて、産休前に着ていたものでよくない?」
と思うでしょうが2つの理由から、そうはいかないのです。
理由1:サイズが合わない
往々にしてある事ですが、出産を経験して、さらに仕事時に比べると動く量が減ったりするなどで、服のサイズが変わってしまう人は多いです。
仕事着は、タイトなデザインが多いため、少し体型が変わっただけでもかなりキツく感じます。
理由2:服が古くなっている
産休に入ったのは、少なくとも1年~3年くらい前になるため、当然ですがデザインや服自体が古くなっています。
服の流行りは毎年変わりますので、数年前のデザインがどうもしっくり来ないというのともあるでしょう。
いずれにしても、復帰直前にバタバタするのもツラいので、早めに服選びをしておきたいものです。
9位:部屋や服類の整理
子どもが生まれると、何かと物が増えます。
しかし、収容スペースにも限りがあるため、どこかでは整理をしなければなりませんが、そのためにはまとまった時間が必要です。
なんとなく、空いている部屋が物置のようになっていませんか?
今は使う予定がない部屋でも、放っておくと後で整理が大変です。
子どもの服もすぐにサイズが合わなくなりますので、使う物と使わない物に分けて、使わない物は押入れや倉庫にしまったり、メルカリなどで売るなどしましょう。
仕事に復帰すると、整理する時間はなかなか生み出せませんので。
第10位:予防接種
生後2か月を過ぎた頃から、予防接種が始まります。
みなさん、母子手帳などを活用して、スケジュール通りに接種していると思いますが、復帰前後が接種時期のものは、できるだけ育休中に接種しておきましょう。
職場に、予防接種による休暇制度がある場合はよいですが、復帰すると休みが取りづらくなりますので。
余裕があれば頑張りたいもの
ここからは、時間と気力に余裕があれば是非頑張ってほしいものです。
いずれも、復帰してからでは動きづらいですが、やっておくと非常に助かるものばかりです。
復帰が近づくと、やることばかりで焦りますが、計画を立てて取り組めるとよいですね。
時短家電を買っておく
家事の負担をできるだけ減らしたいのは、育休中も復帰後も同じです。
家電製品は少し費用は高いですが、何よりも時間と労力を抑えたいものです。
ママを楽にする時短家電についてはこちらをご覧ください。
![](https://jissenpapa.com/wp-content/uploads/2021/03/cleaner-160x90.jpg)
保険の見直し
子どもが生まれることは、ライフプランの大きな変化です。
当然ながら将来設計が変わってきますので、保険を見直す機会となります。
生命保険や医療保険だけでなく、学資保険も考えておきましょう。
適切なライフプランを立てるには、将来のことをじっくりと考えて、夫婦で話し合う時間が必要です。
復帰すると、なかなかその時間が取れないので、できれば育休のうちに保険の見直しをしたいものです。
自分の時間を作る
ある意味で、育休中の最大の贅沢が自分の時間を作ることかもしれません。
と言うのも、育休中はとにかく自分の時間がありません。
自分の時間なんてものを、考えたこともないかもしれません。
でも、わずかな時間であれば1日のうちに何度かスキマ時間を生み出せるはずです。
パパを送り出した朝の、子どもが昼寝した時間などです。
1日当たりの時間はわずかかもしれませんが、積み重なればそれなりの時間になります。
その時間を自分のために使ってみませんか。
例えば、趣味の時間。
・お菓子作り
・読書やドラマ鑑賞
・エクササイズ
・ハンドメイド
もしくは、復帰後のためのスキルアップもいいでしょう。
・資格勉強
・パソコンのスキルアップ
復帰をした時に、前よりも仕事のスキルが上がっているのは究極の理想ですが、新たな目標を立ててがんばると、毎日にもハリが出てきます。
【後悔しない】育児休業中にやっておけばよかったことランキング10選!まとめ
いかがでしたでしょうか。
育休中は、自分の時間が取れなかったり毎日が目まぐるしく感じたりと、心の余裕はないかもしれません。
でも、復帰すればもっと時間が取れなくなるので、後悔しないためにも、やりたいことを書き上げて一つでも達成できるとよいですね。
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