群読は、学年ごとに子どもの成長に合わせた題材を選びます。
6年生は、小学校最後の1年であり、特に3学期に群読をするのであれば、「卒業」や「旅立ち」といったテーマが選ばれることが多いです。
この時期は卒業文集づくりや卒業式の練習などやることがたくさん。
そこに学習発表会まで重なった場合には、授業もまともにできないくらい準備に追われてしまいます。
卒業の群読の題材に悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
親の前で発表するなら
感謝の気持ちを伝えたい
群読は、誰の前で発表するかによっても題材が変わります。
6年生で親の前で群読をするなら、卒業に加えて、「親への感謝」を伝えるよい機会です。
4年生の時に、学習発表会で「2分の1成人式」をしている学校は、すでに親に感謝を伝える群読をしているかもしれません。
でも、いよいよ卒業の時期を迎えて、これまでの感謝を伝え、中学校に向けて旅立つ決意を群読で発表できると、親としてもうれしいのではないでしょうか。
感謝をテーマにした詩は少ない
卒業をテーマにした題材はいくつかあります。
代表的なものは、谷川俊太郎さんの「卒業式」です。
もちろん、卒業をテーマにするのはよいことです。
ただ、3月に群読をするのであれば卒業がテーマで問題ないのですが、3月以前に行う場合は、
卒業は少し早いなぁ
という気がします。
そして、何よりも「親への感謝」の要素はほとんどありません。
卒業をテーマにした場合、友人や学校との別れがメインになるからです。
歌を群読の題材にする
ぴったりの詩が見つからないなら、歌の歌詞を群読する方法があります。
例えば、Kiroro「未来へ」などは卒業の群読によく使われています。
歌で探していくと、小学生からの親への感謝にぴったりなものが見つかりませんが、ついに一曲見つけました。
Superfly「愛をこめて花束を」です。
「愛をこめて花束を」を解説
どんな歌?
この曲は、Superflyが2008年2月27日に発売された4枚目のシングルで、Superflyの名を世に知らしめた一曲です。
この曲は、ボーカルの越智志帆さんの作詞で、「愛と感謝」がテーマになっています。
ふだんは、大切な人に対して、なかなか伝えることができない感謝の気持ちを、花束で表現するものです。
この点は、小学6年生になって、ふだんは照れくさくて言えない親への感謝の気持ちと重なる部分があると思います。
群読の例
「愛をこめて花束を」は約5分間の曲で、一曲全部を群読するには長すぎます。
そこで、歌詞の中でもテーマと重なるサビの部分を群読に用いてみましょう。
群読をする場合は、歌のは別に、この歌を選んだ理由やひとことメッセージを添えると、さらに思いが伝わるでしょう。
では、以下に「愛をこめて花束を」を用いた群読の例を紹介します。
”
「愛をこめて花束を」
愛をこめて花束を
大げさだけど受け取って
理由なんて聞かないでね
今だけすべて忘れて
笑わないで受け止めて
照れていないで
めぐりめぐる時を超え
いつもあなたの所へと
この心舞い戻っていく
ありがとうも言い出せずに
甘えていた 今日ここへ来るまでは
愛をこめて花束を
大げさだけど受け取って
理由なんて聞かないでね
今だけすべて忘れて
笑わないで受け止めて
本当の私を
いつまでもそばにいて
<間をあける>
大事に育ててくれたから
ぼくたち、わたしたちの
今があります
大人になるまでもう少し
ぼくたち
わたしたちのことを
よろしくお願いします
”
愛をこめて花束を吹奏楽はこちら
「愛をこめて花束を」の群読まとめ
小学6年生向けで、親への感謝を伝える群読はぴったりの詩が見つかりません。
でも、小学校を卒業する節目のタイミングで、群読で親への感謝を伝えたいと思う方はたくさんいます。
群読は、初めて聞いた人でも内容がわかることが大切です。
「愛をこめて花束を」は、誰もが聞いたことがあり、愛と感謝をテーマにしているので、まさに親向けの群読にぴったりです。
この曲は、合唱にもぴったりです。
EMG3-0130 合唱J-POP 混声3部合唱/ピアノ伴奏 愛をこめて花束を (合唱で歌いたい!J-POPコーラスピース)
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