小学生の子どもが新型コロナウイルスに感染し、同居家族全員が濃厚接触者となって自宅待機をしています。
感染者の自宅療養期間は10日間です。
これまでの同居家族は、感染者の自宅療養が終わった11日目から換算して7日間待機しなければならず、合計で17日間の待機が問題となっていました。
自宅待機者が大幅に増加した結果、社会活動が停止してしまうことを危惧して、政府は令和4年2月2日に、感染者家族の待機期間を発症日から起算して7日に短縮することを発表しました。
感染者家族の立場として、どのような影響があるか記事にします。
なぜ待機期間が短縮されたのか
理由は
オミクロン株が急拡大し、特に子どもの感染者が急増することで、多くの人が濃厚接触者となって自宅待機を強いられています。
仕事をしている人は、子どもが感染してから最大で17日間も自宅待機をせねばならず、その結果、職場では仕事が回らなくなるなど大きな問題となっていました.
国立感染症研究所によると、オミクロン株は、感染者が人に感染させる期間が短く、7日を超えて他の人に感染させる可能性は極めてまれということです。
要件は
感染者と同居する濃厚接触者は、下記のいずれか遅い方を起点として7日間発症しなければ待機を解除できます。
・マスクの着用や消毒などの感染対策を取り始めた日
・感染者が発症した日
これまでは、自宅内の隔離が要件となっていましたが、今回は条件から外されることとなりました。
また、マスクができない幼児は、消毒をしていればよいとのことです。
感染者家族にどのような影響が
いつから自由に行動できる?
この政府の方針が適用されれば、感染者家族は感染した日の8日後から仕事や学校に行けることになります。
ただし、感染者本人は自宅療養が10日間続きますので、少なくとも親のうちの一人は10日間は看護をしなければなりません。
また、きょうだいについては8日目から学校に行けることになりますが、感染者本人とは登校のタイミングが3日間ずれることになります。
実は、ボクはここを気にしています。
というのも、コロナに感染したことは学校には報告をしていますが、友だちには一切伝えていません。
コロナいじめ等が心配される中、今後も感染したことは伏せようと思っています。
きょうだいで登校日がずれると、まさにコロナ感染が他の人に知れ渡ってしまいます。
したがって、感染者本人の登校と合わせることを検討するのもよいと思います。
保健所は大混乱
コロナ関連のニュースはいつも先行しており、保健所もニュースで一報を知ることが少なくありません。
ニュースを見た人からは保健所に問い合わせが殺到しますが、保健所の対応が追いつかないことがほとんどです。
実際、2月3日に保健所に電話して今後の対応方針を確認したところ、
まだ国からも通知が届いておらず、対応方針は未定
との回答でした。
ただでさえ、感染者急増で対応がまったく追いついていない中、方針が変更になるとそれを周知するのも大きな負担となります。
待機期間の短縮は本末転倒では?
「隔離を必要としない」への改悪はギモン
今回の待機期間の短縮は、経済界からの要請が大きかったのでしょうか。
確かに、待機期間が短縮されることによるメリットは多いです。
しかし、改正の中身を見ると、自宅隔離が要件からなくなっています。
自宅隔離をしていなくても、マスクと消毒をしていて症状が出なければ待機を解除というのはリスクはないのでしょうか。
感染者の人も、マスクと消毒をしていたのに感染したと考えられるので、家庭内という密室の中で、より発症のリスクが高い中で、待機解除のハードルを下げることには疑問が残ります。
感染対策は各家庭でしっかりと
社会全体のルールが緩和されたとはいえ、やはり重要なことは各家庭でしっかりとした感染対策をすることです。
我が家では、幅2.5mほどのついたてを用意して、完全な隔離はできなくても人の出入りができないような仕切りを作りました。
また、ドアノブなどに消毒を定期的を行ったり、空気を殺菌するクレベリンの複数個設置するなど、できる対策は多く取り入れましょう。
具体的には、ドラッグストアで買った消毒スプレーを、ドアノブやテーブルなどを中心に吹き付けてタオルで拭きます。
長男がトイレなどで席を立った際には、その都度拭くようにしました。
また、使い捨ての手袋を家族みんなで着用して、素手で物を触らないようにしました。
オミクロン株は空気感染すると言われており、室内の空気を除菌してくれるクレベリンは重宝します。
また、空気をきれいにしてくれるという安心感も、家族内に感染者が出た中でとても重要でした。
家族が感染していなくても、予防のためにも役立つものです。
コロナ待機期間の短縮まとめ
感染者家族の待機期間が短くなったことで、社会機能を維持することができます。
働いている人も、職場に迷惑をかける期間が短くなって歓迎する人が多いです。
しかし、家庭での感染対策は各家庭に委ねられており、待機期間だけを短くすることはかえって感染者を増やすことにつながるおそれがあります。
大事なことは、各家庭がしっかりとした感染対策を行い、家庭内でさらなる感染者を出さないように気を付けることだと思います。
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