小学校の勉強の中でも、特に苦手な子が多い科目が算数です。
きっと、多くの親御さんが子どもの算数の成績で悩んでいるのではないでしょうか。
算数は、小学校ではほぼ毎日と言っていいほど授業があるので、算数が苦手になってしまうと、毎日の学校が嫌になってしまうほどです。
しかも、算数は中学校に行っても高校に行っても重要度が高い科目です。
算数を抜きにして、受験を乗り切ることは出来ないのです。
そこで、子どもを算数嫌いにしないために、具体的にどうしたらいいかというと、まずはアプリでの学習をおすすめします。
この記事では、子どもの算数の学習になぜアプリ学習が効果的か、また具体的におすすめの算数アプリを紹介します。
小学生の算数の勉強にアプリがおすすめな理由
算数は、苦手な子が非常に多い科目であり、小学生のうちから算数にマイナスやイメージをもっている子は多いです。
算数の勉強にアプリ学習がおすすめな理由を解説します。
アプリ学習がおすすめな理由①楽しく学習できる
小学生向けのアプリは、小学生が飽きないような工夫がたくさんあります。
楽しいキャラクターや、正解するとレベルが上がるなど、子どもがつい楽しくなります。
算数の勉強は、苦痛に感じる子どももいます。
その点、アプリであれば楽しんで取り組めるので、長く続けることができます。
楽しく勉強できる時点で、第一関門突破です!
アプリ学習がおすすめな理由②無料で学習できる
学習アプリは基本的には無料のものがほとんどです。
無料なので気軽に始めることができますし、子どもに合わないと感じたら、別のアプリを試してみればよいので、勉強のハードルが非常に低く始められます。
初めからワークを購入すると、親もついやらせようと躍起になってしまいますが、子どもに勉強を押し付けるのは長い目で見て良くありません。
アプリ学習がおすすめな理由③場所を選ばず学習できる
アプリ学習であれば、場所を選ばずにいつでも算数の学習をすることができます。
例えば車の移動時間や外出先でのわずかな時間を利用して勉強することができます。
勉強といえば、机に座って鉛筆とワークで、と思っている人もいるかもしれません。
しかし、学習アプリであればまとまった時間や机がなくても手軽に勉強ができます。
また、机に座って勉強するのが苦手な子どももいます。
そのような小学生にとっても、学習アプリは効果的であると言えます。
アプリ学習がおすすめな理由④いろいろな単元の学習ができる
算数の勉強は、基本的に過去からずっと繋がっています。
例えば、かけ算の学習では、くり上がりの足し算の学習が必要になります。
また、小学5年生で算数の面積について勉強しますが、それらを解くためには、まず3年生と4年生で勉強する三角形の形や角度についての理解がないと解くことができないのです。
算数の問題が解けない場合、目の前の問題の解き方を教えようとする人がいますが、実はこの方法は間違っています。
いきなり解答方法を教えるのではなく、どこまで理解できているかを把握することから始めて、わからない箇所から丁寧に説明していくべきです。
例えば、2桁かける2桁のかけ算の勉強の中で、九九の理解が不十分であると感じたならば、時間がかかっても九九に戻って勉強させます。
その際に、アプリ学習であればいろいろな単元をすぐに学習することができますし、理解度が悪い単元もデータが蓄積していくので把握することが可能です。
紙の参考書であればそうはいかなくて、ひたすらその学年の学習をするだけですが、それでは算数の問題は本質的な理解ができていないことが往々にしてあるのです。
アプリ学習がおすすめな理由⑤自分から学習する習慣が身につく
勉強で一番大事なことは、子どもの主体性です。
というのも、親からやりなさいと言われて勉強を始めたとしても、人から言われたことはやがて苦痛になり、長続きしません。
アプリは楽しい要素がたくさんあるため、子どもが自分からアプリを開いて勉強しようとします。
また、机や鉛筆がなくても簡単に始めることができます。
これはとても素晴らしいことで、主体的にする勉強は、少し難しいことがあっても簡単に投げ出すことはありません。
子どものやる気をサポートする意味でも、アプリ学習はおすすめできます。
アプリ学習がおすすめな理由⑥親が側で教えなくてもよい
低学年の子どもの勉強は、基本的に親が隣にいて逐一教えてあげるイメージがあります。
実際、問題文の意味がわからなかったり、何をしたらいいかわからなかったりすると、親の助けが必要なことが多いです。
しかし、アプリであれば次に何をすべきかを視覚的に案内してくれます。
また、音声案内機能があるものもあり、子どもが勝手に一人で進めていけるようになっているのです。
子どもに算数を教えたいのに、家事や仕事などで忙しくて時間が取れないという人に、アプリ学習がオススメです。
算数苦手を克服する小学生算数アプリおすすめ11選
それでは、ここからは具体的なおすすめアプリを紹介していきます。
おすすめの上位から順に紹介していきます!
トドさんすう
トドさんすう
Enuma, Inc.無料posted withアプリーチ
・範囲 1年~2年生
・音声 あり
・楽しさ ◎
・楽しいのキャラクターと学べる
・初めにレベル診断テストがある
・幼児から楽しく学べる
・楽しいゲームが豊富
アプリの範囲は小学二年生までですが、とにかくアプリの中にあるジャンルの数が豊富で総合的に評価の高いアプリです。
幼児から始められる内容で、「すうじなぞり」や「ずけいなぞり」からスタートし、次にかずをかぞえるゲームが出てきます。
小学一年生の算数は、かずかぞえの単元から始まりますが,「何番目」と「いくつ」の違いがわからずにつまずいてしまう子どもがたくさんいます。
その原因の一つに、子どもの頃から数を数える経験をしていないことが挙げられます。
トドさんすうは、数字の基礎から遊び感覚でしっかり身に付けることができます。
その他にも時計やカレンダー、図形や間違え探しなど、小学生に入ってから多くの子どもが苦手とするジャンルも網羅されています。
このアプリがあれば、幼児から小学二年生までの算数がすべてカバーできると言ってもよいくらいのアプリです。
楽しい小学校一年生算数(算数ドリル)
楽しい 小学校 1年生 算数(算数ドリル) 無料 学習アプリ
東京萬木ソフトトラスト株式会社無料posted withアプリーチ
・範囲 1年生(各学年は別アプリ)
・音声 あり
・楽しさ ◯
・問題を解く前に単元の解説がある
・教科書と同じ順番で学習できる
・学習時期の目安が書いてある
各学年の算数の単元を、教科書と同じ順番で学習できるアプリです。
一年生であれば、「かずのきまり」からスタートします。
特に親切だと感じるのが、単元に「4月」「5月」など、学校で学習する時期が書かれているので、進捗管理の目安にすることができます。
そして、このアプリの最大の特徴が、いきなり問題を解かせるのではなく、丁寧な解説からスタートすることです。
これは、ある意味で塾のような講義を受けているのと同じ価値があります。
しかも、アプリなので分からなければ何度でも読み返せばいいのです。
問題文も子どもにわかりやすくできており、ゲーム要素がないにも関わらず、子どもの関心が非常に高いアプリです。
算数アプリ(算数ドリル&脳トレ)
さんすうアプリ(算数ドリル&脳トレ)
CLPC LLC無料posted withアプリーチ
・範囲 全学年
・音声 あり
・楽しさ ◯
・学習記録が付けられる
・図形問題はない
・筆算用のメモ画面がある
・楽しい脳トレがあり
計算系の算数の問題を中心としたアプリで、1年生から6年生までの範囲をカバーしています。
カレンダー機能があり、学習した日が記録されているので、子どもがどれだけ学習しているかわかりますし、子どものモチベーションを高めるためにも効果があります。
また、筆算問題用にメモ欄があり、指でなぞって字を書くことができます。
メモ欄が小さくて書きづらいのが難点です。
また、広告が少し多いのもマイナスポイントです。
なお,算数の他に脳トレ問題もあるのでいい頭の体操になります。
算数忍者
算数忍者 -たしひきバトル-
Fantamstick無料posted withアプリーチ
・範囲 1年~2年生
・音声 あり
・楽しさ ◎
・忍者のキャラクターと学べる
・忍者修行という体でコースをクリアしていく
・正解すると新しい技をできる
たし算とひき算を中心とした、幼児から低学年向けのアプリです。
好きな忍者キャラクターを選んで、コースをクリアしていくごとに宝箱がもらえて、中には新しい忍者の技が出てきます。
クリアするごとに難易度が上がっていき、コースも関所など難敵が次々と出てきます。
一度クリアしたコースも復習できますし、成績表もあります。
入学前の学習におすすめです。
楽しい算数!小学生のためのゲーム
楽しい算数:小学生のためのゲーム
Andrei Gulaev無料posted withアプリーチ
・範囲 1年~3年生
・音声 あり
・楽しさ ◎
・たし算ひき算かけ算わり算に特化
・モンスターを倒して、アイテムをゲット
出てくるのは、「たし算、ひき算、かけ算、わり算」のみ。
設定で、たし算のみや、たし算とひき算など、出題される範囲が選択できます。
さらに、何桁の問題までも選択できるので、子どものレベルに合わせて練習できます。
たし算やひき算など、とにかく演習問題を繰り返したい子ども向けです。
算数勉強 小学6年生計算ドリル
算数勉強 – 小学6年生 計算ドリル
Junpei Shimotsu無料posted withアプリーチ
・範囲 6年生(各学年は別アプリ)
・音声 あり
・楽しさ ◯
・1年間の全単元が載っている
・1単元10問のテスト形式
1年間で学習する単元が網羅されており、計算問題だけでなく、図形や文章問題にも対応しています。
マイナスポイントを挙げると、広告が多いところと、解答の解説がないため、間違えた問題の復習がやりにくいところです。
算数ドリル 一万人が参加中
算数ドリル 1万人が参加中!全国トップを目指せ!for iPhone
Gloding Inc.無料posted withアプリーチ
・範囲 1年~4年生
・音声 あり
・楽しさ ◎
・学年ではなく単元で問題が分かれている
・全国順位が出る
「たし算」「ひき算」「速さ」「単位」など、単元ごとに問題が出されており、どんどんレベルアップしていきます。
得点が記録されると同時に、全国での順位が出るため子どものモチベーションがアップしますし、継続して勉強することを後押ししてくれるでしょう。
学年の区分がないため、授業の進捗に合わせづらいのが難点です。
はじめてのたし算ひき算
はじめてのたし算ひき算「かずのトライ」
Frii Inc.無料posted withアプリーチ
・範囲 1年生
・音声 あり
・楽しさ ◎
・かわいいキャラクターと学べる
・クリアするとモンスターをゲットできる
はじめて算数を勉強する子ども向けのアプリです。
問題を正解するごとに得点が増えていき、たまごがかえってモンスターをゲットできます。
キャラクターはかわいいものばかりで、ポケモンを彷彿とさせる感じで、子どもも喜んで取り組めると思います。
ビノバ算数―小学2年生
ビノバ 算数-小学2年生-
funspire, Inc.無料posted withアプリーチ
・範囲 2年生(各学年は別アプリ)
・音声 あり
・楽しさ ◯
・楽しいキャラクターと冒険ができる
・2年生の全ての単元をカバー
・レベルが上がると敵キャラが強くなる
冒険形式で的のモンスターを次々と倒していくロールプレイングゲーム感覚のアプリです。
単純な計算問題だけでなく、文章問題や図形問題もあります。
問題を正解しても、ゲームに失敗するとまた問題を解き直さなければならず、次の単元にいけないという、若干ストレスがたまるポイントはありますが、内容はおもしろいです。
いちねんせいのさんすう
いちねんせいのさんすう – 小学一年生(小1)向け算数アプリ
Taro Horiguchi無料posted withアプリーチ
・範囲 1年生
・音声 あり
・楽しさ △
・時間のカウントがある。
・成績表の記録が付けられる
・図形や文章問題はない
たし算やひき算などの演習問題のみのアプリです。
時間のカウントがあるため、学習を始めたばかりの子どもには少し難しい面があります。
電卓のようにボタンを押すことで回答します。
シンプルなデザインで、勉強に集中しやすいです。
小学算数アニメーション
小学算数アニメーション (1-6年生)
Xicheng Dong無料posted withアプリーチ
・範囲 1年~6年生
・音声 あり
・楽しさ △
・アニメーションで解き方を解説してくれる
・面積や図形問題にも対応している
たし算やかけ算などの演習問題だけでなく、図形や面積、比例などの単元にも幅広く対応しているアプリです。
このアプリの最大の特徴は、解き方をアニメーションで解説しているところです。
まるで動画のように解き方が出てくるので、解き方がわからない子どもにとっては有益なアプリです。
ただし、アプリの操作方法が難しかったり、アプリの見た目が無機質な印象を受けるため、低学年の子どもにとって少し難しい印象を与えてしまうのではないかと思います。
アプリ学習で注意すべき点も押さえておきましょう
これまで紹介してきたように、算数の学習アプリは非常に効果的なものがたくさんありますが、アプリ学習にはいくつか注意すべき点がありますので、しっかりと押さえておきましょう。
中には有料アプリもある
学習アプリは、基本的に無料のものが多いですが,中には有料アプリがあります。
また、アプリ内のコンテンツによっては課金しなければ利用できないものがあるため、課金が必要な場合は内容をよく確認しておく必要があります。
コンパスや図形の描写などアプリではできないこともある
算数アプリはいろいろな機能がついていて、ほとんどの範囲をカバーできます。
しかし、中には図形を描くなど、できない断言もありますので、その場合は参考書などを利用して勉強することをお薦めします。
また、細かい字を書くことが苦手な低学年の子どもは、子どもの様子を見ながらアプリを選択しましょう。
視力低下に注意
勉強アプリとは言え、長時間するのは控えましょう。
視力低下の恐れがあります。
スマホやタブレットは、画面を近くで見ますしブルーライトも目を疲労させます。
小まめに休憩を挟み、できれば連続使用は20分程度にとどめましょう。
学習アプリで学ぶ楽しさを知った後にすること
これから先も、子どもはたくさんのことを勉強します。
そして、勉強は中学生になってもずっと続いていくものです。
その際に、子どもにとって一番大切になるのは、自分から学習しようとする習慣が身に付いているかどうかです。
いつまでも、親が勉強しなさいと言い続けるわけにもいきませんし、自ら学ぼうという姿勢がないと学力も思ったように伸びていきません。
そこで、学習アプリを終えた子どもに、さらに自学自習の習慣を身に付けさせるためには、別の教材を用意する必要があります。
市販の教材や通信講座がそれに当たります。
例えば、進研ゼミは毎年100万人以上の小学生が新規に受講しています。
【進研ゼミ小学講座】
さらに、算数に特化した通信教育に興味のある方はコチラの記事をご覧ください。
理系になれる!算数苦手を克服する小学生算数アプリおすすめまとめ
算数の学習で苦手意識を持ってしまうと、勉強自体が嫌いになってしまう恐れがあります。
算数が苦手な児童には、楽しく覚えることから始めるのがおすすめです。
いきなりワークをやらせるのもありですが、算数に嫌なイメージを持っていると逆効果になってしまいます。
まずは、アプリで楽しく勉強してみてはいかがでしょうか。
さらに、これからの時代、子どもの将来の選択肢を広げるためには、プログラミング技術は必須となってきます。
算数の勉強が得意になれば、プログラミングの理解も早くなります。
興味のある方は無料体験ができます。
自宅にいながら本格的プログラミング学習|Tech Kids Online Coaching
分数が苦手な子はこちらの記事をご覧ください。
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