小学生の長男がコロナに感染しました。
幸い、大事には至らず、また2次感染も起きなかったので10日間の自宅療養を終えて学校に復帰することができました。
自宅療養期間は、家庭内隔離や消毒などの感染対策が大変だったのですが、当事者になってみて、もう一つ頭を悩ませることがあります。
それが、周りの目です。
今回、家族がコロナ感染者となって感じた周りの目や、周りに伝えるかどうかについて体験談を書きます。
感染した事実は明かさないと決めた
コロナに感染すると、数日もすれば周りがざわつき始めます。
感染の事実を伝えるか、子どもと話し合いましたが、わが家では事実は伝えないという結論になりました。
子どもが気にする
元々、この話題を先にしたのは子どもの方からです。
やはり、学校に復帰した時に周りから聞かれた時の答え方を気にしていました。
いじめが心配
コロナいじめという言葉に一時期はやりました。
オミクロン株のように子どもの感染者がここまで多い状況になった今はどうかわかりませんが、それでも未知数です。
コロナに感染した事実をずっと言ってくる子どももいるかもしれないのは不安です。
影響が読めない
感染した事実を伝えることで、周りの子どもにどのような影響を与えるかはまったく読めません。
やはり、現時点で影響を読めない以上、コロナ感染した事実は伏せようと家族で話し合って決めました。
学校への連絡
学校には即日で感染を連絡
コロナに感染したその日に、学校には一報を入れました。
翌日から、感染した長男と家族である次男がしばらく学校を休むことを伝えなければなりません。
学校には診断直後と翌朝に連絡しました。
学校の先生全員で情報共有
学校では、学級閉鎖などすでに感染者が続出していて、先生方もきょうだいの構成など、どのクラスで誰が感染して、だれが待機しているかなどが把握できているようでした。
ほかの学年の担任の先生も、今、誰が感染して休んでいるのか情報共有ができている印象を受けました。
児童には情報は洩れない
当然かもしれませんが、学校から児童に感染者の情報が洩れることはありません。
児童たちは、誰かが休むと理由を先生に聞くようですが、わが子の担任の先生は、すべて感染予防のためと言っているようです。
親には連絡するの?
通学班への連絡
通学班の親には、しばらく欠席することを伝えざるを得ません。
しかも、きょうだいそろって長期間休むことになるので、周りの人は内心は気づいてると思います。
でも、通学班のLINEには「体調不良のため」「今週も引き続き」とだけ伝えて、感染の事実は伏せてあります。
ママ友は?
実は、子どもが3日休んだ頃に、心配したママ友からLINEがありました。
その人とは特に親しくしていたので、仕方なく感染したことを伝えましたが、その子どもには隠してもらうように依頼しました。
しばらくして事実を知るのはよいかもしれませんが、まだ子どもたちに知れ渡るのはどうかと思うからです。
親同士のLINEは学校以上の情報網
担任の先生から聞いたのですが、親同士の情報網がすごいらしく、
「今、だれだれが感染したらしい」
「今日で3日間学校に来てないから絶対にコロナだ」
などというLINEが駆け巡っているようで、学校よりも詳しく事態を把握している様子とのこと。
やはり、感染情報が嗅ぎまわっているような人がいるのも事実。
ほんの一握りだと思いますが、どのコミュニティにもいるそのような人が噂を広めていくのでしょう。
近所の目が気になる
自宅待機は目立つ
実は、あなどれないのが近所の目。
うちも共働きで、通勤に車を使うので、家族全員で自宅待機をしていると一瞬でばれます。
特に、いつもなどは車の動きや人の出入りがすぐにわかるのです。
探りに来る
自宅待機をしてから4日目に、近所の人がインターホンを押しました。
外に出て応対すると、手土産を持ってきてくれていましたが、完全に探りに来たのだと思います。
学校で学級閉鎖が流行っているらしいけど大丈夫?
と聞かれたので、やむなく体調を崩していることは伝えました。
この後、どのように噂を広げるつもりかわかりませんが。
外にも出れない
当然、自宅待機中は外に出ることはできません。
ただ、買い出しに行ったり、新聞受けを取りに行ったり、ごみを捨てに行くなど最低限の外出は必要です。
でも、近所の人に会うと何か聞かれそうなので、みんなが起きていない時間や暗くなった時間を見計らって外出するようにしました。
先生の一言に救われる
自宅療養期間の間、感染した長男は、復帰後に友達に聞かれたらどうしようか気にしていました。
また、同じく学校を休んだ次男も、学校に行ったときにどう答えてよいか迷っていました。
そのことを担任の先生に伝えたところ、以下の言葉をかけてもらいました。
・今、感染予防や体調不良などさまざまな理由でたくさんの児童が休んでいるので目立たない。
・子どもたちには、休んだ理由を聞かないよう指導している。
・休んだ子どもの理由はすべて「感染予防」と伝えている。
・子どもたちの様子はしっかり見ているので安心して登校してほしい
担任の先生達が、コロナ感染に対してとても気を遣っていただいていることに安心しました。
子どもたちにもそのように伝え、安心して登校するように言いました。
子どもコロナ感染まとめ
コロナ感染は、周りの人の反応がとても気になるものです。
当事者になるまでは全く気にしていませんでしたが、感染してみると後ろめたさや他人の目が気になり出します。
でも、それも最初のころだけだと思うので、子どもたちにも気にせずに登校するよう声かけをしていきたいと思いました。
また、オミクロン株の急拡大や、症状が重症化しにくいことなど、周りの目も以前に比べて慣れてきた印象をもちました。
子どもの感染体験記はこちら。
コメント