昨年の緊急事態宣言以来、多くの企業がリモートワークを導入しました。
その結果、これまで平日は仕事に行っていたパパが、一日中家にいることに。
でも、家にいるのに家事や育児の分担がこれまでと変わらず、旦那の昼ごはんを用意しなければならない分、かえって負担が増えたという家庭もあります。
それだけでなく、パパがずっと家にいることでストレスを抱えてしまうママも多くいます。
・リモートワークの旦那が家事や育児をやらない
・家に一日中いるとストレスを感じる
この記事を書いているボクは、年間100冊の育児書を8年以上読み続けており、良いと思ったものを取り入れて、たくさんの実践を繰り返している小学生2児のパパです。
普段からサラリーマンをしながら、家事全般と育児を担当しています。
そして、昨年3月以降、職場のリモートワーク導入により定期的に在宅で仕事をしています。
この記事では、自分の経験談も紹介しながら、リモートワーク時代のパパの育児の関わり方についてお伝えしていきます。
これまで、子どもとの関わりが少なかったパパが育児ができるチャンスです。
また、育児をするとともに忘れてはいけないのがママの家事の負担を減らすこと。
そのために、できることから始めましょう。
パパの家庭における役割は本当にたくさんあります
在宅ワークの夫にできる!家事・育児協力法のコツはこれ
・リモートワークにより、約2時間使える時間が増加
・2時間を家事・育児に充てる
・朝は運動と登校準備、夕方は宿題を見る
・家でたくさん会話をする
・お互いに1人の時間も作る
リモートワークの旦那に家事や育児をさせる方法
【夫の意識を変える①】通勤時間の削減分は家事・育児に充てられる
妻の負担は減ってない
まず、こちらの統計をご覧ください。
リモートワーク以降、妻の家事育児負担が減ったかどうかを調査したものです。
女性側の負担が減ったと認識できているのはわずか15.1%しかいなかった。84.9%は夫の在宅勤務で自宅にいる時間が増えても、家事・育児を新たに手掛けることはしていないと見ている。
ほとんどの家庭では、夫がリモートワークになっても家事や育児の負担は軽くなっていないのです。
もちろん、男性側の言い分はわかります。
「リモートワークであっても、仕事をしないといけない。家事や育児は手伝えない」
夫の意識を変える
でも、ボクは男性側が意識を変えるべきだと思います。
総務省統計局の社会生活基本調査によると、日本全国の平均通勤時間は、片道39分、往復1時間18分です。
首都圏は片道50分です。
通勤時間に昼の休憩時間を加えた
39分×2+40分=約2時間
リモートワークによって、通勤時間が0になります。
もっと言えば、通勤がない分だけ、体力的にも余裕が生まれるはずです。
妻の負担が軽くなったと感じている15%家庭の男性陣は、この2時間を家事や育児に充てています。
残りの85%の家庭の、2時間の使い方はどうでしょうか。
朝出勤しなくてよいため、起きる時間が遅くなったり、仕事後もスマホを見て時間を潰したりするなどの生活になっていないでしょうか。
【夫の意識を変える②】育児は楽しい!家事は家族のため、自分のため
育児は楽しいもの
リモートワークによって、子どもと家にいる時間が格段に増えたことと思います。
平日家にいて思うことは、とにかく子どもが家にいる時間は慌ただしいということです。
特に、朝は戦争です。
子どもを園や学校に送り出すためには、毎朝決められた時間に子どもを起こして、ごはん食べさせて、着替えて歯磨きしてから家を出なければなりません。
しかし、子どもは思い通りにはなりません。
子どもの準備にかかる時間は、大人の2~3倍と言われています。
子どもが複数いる場合は、大人の手が一つではとても足りないんです。
よく、奥さんが子どもを叱りつけながら支度をしているシーンを見かけると思いますが、やさしく子どものペースで、とはいかないのが現実です。
だから、朝は2人で協力して子どもの準備を手伝いましょう。
もう一つ、パパがしてほしいのは勉強ですね。
夕方になると子どもが帰宅して、宿題を始めます。
宿題は基本的に答え合わせまで子どもがします。
ここで、子どもがどのように宿題をしているかを見てあげてほしいのです。
何を見るかというと、間違えたところを理解したかどうかです。
もし、答えだけ写して終わり、となっていたら注意しましょう。
「答え合わせをして終わり」では、十分な知識の習得や理解にはつながりません。もし、間違えた箇所を見つけたり、よく理解できない箇所があったりしたとき、そのまま放置している場合は注意が必要です。
今の勉強法で本当に大丈夫?!学力が伸びる勉強法を教えます
勉強は積み重ねなので、ある単元を理解しないまま次に進んでも、それに関連する次の単元の理解が確実に悪くなります。
間違えた問題をやり直す、というのは骨が折れる作業ですが、是非根気強く取り組ませましょう。
ボクは、子どもが間違えた問題をやり直すために、あるアプリを使っています。
メンタリストDaiGoさんと弟が共同で作った分散学習帳というアプリです。
物事を記憶するには定期的な感覚で復習することが大切なのですが、どれだけ理解したかの状況に合わせて、アプリが定期的に自分が登録した問題を出してくれます。
何回も正解する問題であれば、次は1か月後ですし、不正解の問題は短いサイクルで出てきます。
こうして、苦手なジャンルも繰り返し解くことで克服していきますので、これはオススメです。
やはり、間違えた問題だけをやり直すのが効率的でいいですね。
少し話がそれましたが、子どもに知識がついていくこと、成績が伸びてくることは親にとってうれしいことです。
でも、なかなか教え方がわからないこともあります。
経験豊富なパパがサポートしてあげれば、子どももママも喜んでくれますよ。
子どもの自学自習を応援したい方はこちらをご覧ください。
例えば、進研ゼミは毎年100万人以上の小学生が受講しています。
【進研ゼミ小学講座】
さらに、これからの時代、子どもの将来の選択肢を広げるためには、プログラミング技術は必須となってきます。
興味のある方は無料体験ができます。
自宅にいながら本格的プログラミング学習|Tech Kids Online Coaching
家事は家族のため、自分のために
家事も、手が多い方が楽です。
ちなみに、一日の中で家事はどれくらいあるかご存知でしょうか。
「家事といえば、ごはん、洗い物、洗濯、たまに掃除くらいだろ?」
甘いねぇ!甘い甘い甘い甘い(戸愚呂弟)
こちらをご覧ください。
最近言われている「見えない家事」を含めると、本当にたくさんの家事があります。
もちろん、掃除は毎日やらないとは思いますが(多分)、ボクですら1日に50項目はやっています。
これを見たパパたちは、「家事くらい奥さんの仕事でしょ」という考えを改めて頂き、このやること山の中から、少しでもやれることをこなしていきましょう。
これは、間違いのないことだと思いますが、ママが元気で明るい気持ちでいられる家庭は、雰囲気がよいです。
普段、職場である程度の部下や仕事をコントロールしているパパであればわかるはずです。
職場で例えるなら、今、1人の同僚(ママ)の仕事の負担が大きくなっています。
状況を俯瞰的に見て、負担を軽くしてあげられるのはあなた(パパ)しかいません。
具体的な家事・育児方法3選
ボクの体験から具体的な家事・育児方法をお伝えします。
レベル1 朝と夕方の家事・育児はパパ担当
リモートワークにより、通勤時間等で2時間の余裕ができたので、その時間をそのまま家事・育児に充てましょう。
具体的には、
「朝食作り」と言いたいところですが、いきなりハードルが高いという方には、
・子どもを起こす
・着替えさせる
・送り出す(または園まで送る)
・食器を洗う
・ゴミ出し
から始めましょう。
これらは、特にスキルのいるものではありませんので、時間に余裕があればできます。
夕方もパパの担当です。
夕方は、
・子どもの宿題(または迎え)
・明日の準備
・風呂掃除
この3つから取り組むとよいです。
子どもの宿題と明日の準備は、帰宅後はすぐにやろうとせずに遊び始めます。
後から宿題をやるのはつらすぎるので、おやつを食べたら宿題、明日の準備を徹底させましょう。
ちなみに、明日の準備はやってみると意外とめんどくさいです。
特に、油断した頃に図工の材料を持ってくるとか、ノートがなくなったとかあるあるです汗
仕事が早く終われる人は子どもとお風呂に入りましょう。
ボクはほぼ毎日子どもとお風呂に入っていますが、風呂はやっぱりテンションが上がります。
仕事では味わえないような至福の時間ですよ。
レベル2:レベル1に買い物を追加
パパが買い出しに行くことを提案します。
スーパーへの買い物、これは肉体的にかなりハードです。
<スーパーへの買い物が大変な2つの理由>
1つ目はシンプルに荷物が重いこと。飲み物や野菜とかマジで重いです。
我が家は基本まとめ買いで、牛乳を5本くらい買うので普通に両手で10キロ以上あると思います。ちなみに、買い物カゴ2つ分です。
2つ目は、子連れでカートを引きながら買い物がハードすぎることです。
子どもをカートに乗せるのもかなり重いですが、長時間はじっとしていられません。時間との戦いです。
また、カートに乗せない場合、子どもが自由に歩き回るのを制しながらの買い物がやはりハード。
パパが買い物メモを持って一人で買い出しに行くとママは大助かりです。
もちろん、メモがあっても多少のミスや言いたいことは出てくるでしょうが、初めてのことなので目をつぶってあげましょう仏
レベル3:レベル2に料理をプラス
これは究極ですね。
1日1食でも料理を作る。
簡単なのは朝ごはんです。
毎日毎日エンドレスに料理を作らなければならないストレスは相当なものです。
メニューを考えるのも、かなりストレスです。
そのうちの一食をパパが作れば、ママの負担が軽くなることは間違いないです!
料理は毎日のことで長丁場なので、あまり高度なものに挑戦せず、インスタントも活用しながら作ってみましょう。
パン派であれば、
トースト、サラダ、ウインナー、スープ(クノールなど)、ヨーグルト
ごはん派であれば、
ごはん、みそ汁(あさげとか)、焼き鮭、冷奴、果物
栄養満点ですが、15分くらいあればできる料理です。
ポイントは、とにかく無理せず長く続けられるものを選んで作りましょう。
ちなみに、我が家は朝活をしていますので、よろしければこちらもどうぞ!
どうしてもストレスが溜まった時の発散方法
コロナで外に出られない
通勤時間がなくなったとはいえ、一日中外に出られないことは大きなストレスです。
コロナで人と話さなくなった
コロナにより人との会話が減ったことも、大きなストレス要因です。
これまで他愛のない雑談が、実は心をリフレッシュしてくれていたことに、今になって気がつきます。
長時間同じ空間は息苦しくなる
これまでは夫は仕事に行っていたはずの平日に、ずっと二人きりでいるというのは、ストレスに感じる人も出てきます。
実際、夫がリモートワークになってから、ストレスが増えたという人も多くいます。
ストレス発散方法
体を動かす
運動はメンタルに影響を与え、人の気持ちを前向きにさせます。
運動がメンタルヘルスに与える影響
体を動かしていないことを自覚するとともに、ランニングや軽い運動などを取り入れましょう。
友人や家族と話すようにする
人と話すことが、ストレス解消法であることも疑う余地はありません。
リモートワークで職場の人と話す機会は減りましたが、zoomなどを利用して、積極的に会話するようにしましょう。
また、家庭でもたくさん会話することを心がけましょう。
実際、リモートワークを機に夫婦仲がよくなった家庭もあります。
家事・育児はもちろん、会話もたくさんできるとよいです。
お互いに1人の時間を作る
時には1人になる時間も必要です。
可能であれば、午前中はカフェで仕事をするなど、お互いが1人になれる時間を作りましょう。
1人になって気持ちもリフレッシュすれば、また家に戻って仕事や家事育児に集中できます。
コロナ禍ではがんばりすぎないことも大切です。
【パパ必見】在宅ワークの夫にできる!家事・育児協力法まとめ
リモートワークが始まったことで、家で使える時間が大きく増えたことは間違いありません。
これまで、子どもとの関わりが少なかったパパが育児ができるチャンスです。
また、育児をするとともに忘れてはいけないのがママの家事の負担を減らすこと。
そのために、できることから始めましょう。
パパの家庭における役割は本当にたくさんあります。
イクメン目指して、一緒に頑張りましょう!
本日の思考力ぷらす
ボクは、毎日、お風呂で子どもたちに「答えのない問題」を出しています。
始めた頃は、とまどっていましたが、今では自分の考えと理由が言えるようになってきました。
問題 ドッジボールで、「捕るのが得意な人」と「よけるのが得意な人」。最後まで残るのはどっち?
長男:よけるのが得意な人
理由 捕るのが得意な人でもたまには失敗するから
次男:よけるのが得意な人
理由 回転してるボールとかとりにくいから
2人ともドッジボール大好きなので、経験的に答えられたようです。
コメント