「仕事頑張ってるのに、イクメンを求められるのはおかしい」
「イクメンになりたくても、うちの会社では無理!おかしいよ!」
「イクメンなんておかしい!平日は仕事で疲れてるのに、休日も家でゆっくりできないのかよ」
というのがパパの本音でしょうか。
ここ10年来のイクメンブームがおかしいと思っているパパは、ぜひご覧ください。
最近では、「イクメン」という言葉がすっかり定着しました。
他人の旦那の育児への関わり方を聞いては、
「イクメンだねー、うらやましい」
「うちなんて全然だめだよ。シングル同然。」
というママたち。
休みの日に子どもを連れて外出しているパパを見て、
「イクメンだねー、えらいね」
と悪気なくパパを褒める周りの大人たち。
でも、このイクメンという言葉が、時にパパたちには大きなプレッシャーとしてのしかかって来ることも・・・
「イクメンなんておかしいぞ!仕事をこんなに頑張っても評価してもらえないのに・・・」
この記事を書いているボクは、年間100冊の育児書を8年以上読み続けており、良いと思ったものを取り入れて、たくさんの実践を繰り返している小学生2児のパパです。
また、毎日の家事全般と子どもの宿題や明日の用意も担当しています。
毎日子どもと一緒に運動して、お風呂も一緒に入っています。
“イクメンはおかしい”論争において、パパの立場もママの立場も理解できるボクなりの記事を書きたいと思います。
「イクメン」のプレッシャーにつぶされそうなパパ達の真実
まず、以下の4つがパパたちの本音です。
イクメンという言葉が浸透しすぎて、いつも誰かと比較されているような気になるのです。
・パパは「イクメン」という言葉に苦しめられていて「おかしい」と思っている
・がんばって働いていることを認めてほしい
・「仕事の帰りが遅い」は理解してほしい
・休日くらい休ませてほしい
パパ達は「イクメン」という言葉に苦しめられている
イクメンブームはどこかおかしい?
イクメンプロジェクト
日本では2010年に、国を挙げての「イクメンプロジェクト」が発足。
仕事だけでなく育児もこなす、ワークライフバランスを重視したパパがカッコいいというイメージを作ろうとしました。
その後は、自治体の長や国務大臣までが育児休暇を取得するなど、イクメンが世の中に浸透してきています。
10月19日は「イクメンの日」
そして、ついに「イクメンの日」なるものも作られました。
10月(父さん)19日(育児)から来ているそうです。
そして、毎年イクメンの日になると、「イクメンオブザイヤー」としてその年最も育児を楽しみ・頑張った芸能人パパが表彰されます。
芸能人のイクメン特集はことあるごとに話題になりますので、毎年イクメン芸能人の話題が尽きることはありません。
以前はつるの剛士さんや杉浦太陽さん、最近はYouTuberのカジサックさんなどがイクメンオブザイヤー選出されています。
また、街で子どもを連れている人を見かけると、「イクメンだねえ」と声を掛けられるのは日常茶飯事です。
パパ=イクメン
父親である以上、育児をするのは当然ということはわかってはいるものの、「イクメン」の言葉は時にパパ達に重くのしかかります。
7割超の人が「イクメン」という言葉が嫌い
これだけイクメンが浸透しているのだから、世の中歓迎ムード一色かといえば、実はそうではありません。
2019年9月~10月、「『イクメン』という言葉について、どう感じますか?」というアンケートを行ったことがあります。
結果は、「嫌い」(44%)、「どちらかといえば嫌い」(31%)が7割超を占めました。
「好き」(2%)、「どちらかといえば好き」(5%)は1割未満。「どちらでもない」(18%)
https://dot.asahi.com/dot/2020101600067.html?page=1
男性からすれば、仕事に縛られているのに家庭に対する義務感を感じる言葉。
女性からすれば、育児は女性がするのが当然だと思わせる言葉。
これが「イクメン」嫌いの要因です。
「イクメン」を「育児をしている父親」と言い換えると、「イクメン」という言葉がなんだかおかしいということに気付きます。
イクメンブルー
最近は「イクメンブルー」という言葉も誕生しました。
<イクメンブルー>
仕事と家庭の両立に悩んでメンタル面が弱ってしまうこと
まさに、仕事と家庭の板挟み状態です。
仕事にも家庭にも完璧を目指す男性が陥りがちです。
以前は、男性は仕事さえしていればよいという時代でしたが、今は女性のほとんどが働いています。
男性も家事・育児をして当たり前と思う人も増えており、男性は精神的に追い詰められています。
がんばって働いていることを認めてほしい
家に帰りたいけど帰れない
30代、40代は一番働かなければいけない年代です。
部下もでき、会社では責任ある仕事を任されるようになります。
自分だけ「お先に失礼します」は言いにくい状況なのです。
会社は人間関係でできています。
まだまだ古いタイプの上司もいて、男性が育児をすることに理解がない人もいます。
「早く帰りたい」と思っても、怖い上司が帰るまでは残業をせざるを得ない人もいるのではないでしょうか。
働き盛りのパパ達は、帰りたくても仕事が多くて帰れないという現状に苦しんでいるのです。
また、早く帰る男性に厳しい目を向けているのは男性陣だけではありません。
「男は女よりも仕事をすべきだ」という意識は根強く、男性社員が育児で休暇を取ったり早帰りをしたりしたしわ寄せが女性社員に影響を及ぼすようなことがあれば、女性陣から総スカンを食らうこともあります。
こうして、いくらパパが望んでいても、職場環境がそれを許してくれないというケースはたくさんあります。
「仕事の帰りが遅い」は理解してほしい
「仕事の帰りが遅い=仕事を頑張っている」
ということです。
パパとしては、どうしてもやらなければいけない仕事があるのだということを理解してほしいです。
また、抱えている仕事を先延ばしにすることは、会社内での信用にも関わりますし、下手すると昇給や昇進に影響がある可能性もあります。
早く帰ってきてほしいけど、仕事はしっかりやってほしい
この両方を叶えるのは、とてもハードなことです。
しかし、毎日1人で家事や育児をこなしているママとしては、少しでも早くパパに帰宅してもらって、この地獄から解放されたいと思うのは当然のことです。
この矛盾を抱えながら、パパは仕事と家庭の舵取りをしなければなりません。
パパの本音「休日くらい休ませてほしい」
平日、遅くまで働いてヘトヘトのパパにとって、休日は体力回復のためにもゆっくりしたいものです。
休日くらい休ませてよ
これは、すべてのパパの心の声です。
「どこか遊びに行きたい」とか「趣味の時間がほしい」などの贅沢な願いではありません。
「家でゆっくりしたい」だけなのです。
明日から1週間を乗り切るために、休日は少しでも長く寝ていたいというのがパパの本音でしょう。
本当の「イクメン」になるために
なんだかんだで「イクメン」にはなりたい
ここまでの話で、いかにパパが疲弊しきっているかわかりました。
では、パパが育児に関わりたくないと思っているかと言えば、答えは「NO」です。
令和時代の男性は、家事・育児を積極的に行うことは当然と8割が回答。実際に、6割が積極的に家事・育児を行っていたことが判明。
家事・育児を積極的に行うことは当然であるかと聞いたところ、「とてもそう思う」(34.7%)、「そう思う」(49.4%)、と合わせ、8割(84.1%)に。また、家事・育児を積極的に行ったかと男性に聞いたところ、「積極的に行った」(18.8%)、「まあ積極的に行った」(41.2%)と合わせ、6割(60.0%)という結果に。家men総合研究所「令和元年のパパに関する意識調査」
男性側としては、育児をママに任せきりにするつもりはないし、実際に携わっている自覚もあります。
しかし、現実にはなかなかママから評価されることはありません。
時には相手を認めることも必要
俺はこれだけ頑張っているのに、妻は認めてくれない
多くのパパの思いでしょう。
なぜ、このギャップが生まれるのでしょうか。
男性側の言い分はもちろんわかります。
一方で、女性側にも言い分はあります。
どちらの言い分も、根底にある考えは同じです。
自分の方がしんどい
両者が歩み寄れないとすれば、この考えが邪魔をしている可能性が高いです。
ママのことをねぎらっていますか?
「いつも大変だね」と言えていますか?
「仕事で疲れてるのに」という態度で接していませんか?
たった一言、ママをねぎらってあげるだけで、ママの態度も変わるはずです。
職場で、上司から「いつもがんばっているね」と声を掛けられて、モチベーションが上がったという経験はありませんか。
誰にでもありますよね。
誰もが、他人から自分の頑張りを認めてほしいものです。
「自分だって認められたい」と思う方も、まずは相手を認めることからはじめましょう。
パートナーや子どもに、自分の気持ちをうまく伝えられずに悩んでいる人は、正しい伝え方を知らないのかもしれません。
人に合わせて伝え方は変わってきます。
「育児は楽しい」「家事は家族みんなのため」
最後に、2つの考え方をお伝えします。
育児は楽しい
子どもの相手をするのが面倒くさいと思っている人に、育児はとても楽しいものだということをわかってほしいです。
実際、こんなに純粋に頼ってくれる存在ってほかにいませんよね?
それってすごく大切な存在だと思いませんか?
もちろん、子育ては、うまくいかないこともあります。
子どもは、親が思ったように育っていくとは限りません。
でも、親があきらめずに応援して、子どももその愛に応えて、子どもから「できたよ!」って言われるの、最高のご褒美なんです。
もしかすると、まだそこまで子どもに向き合えていないし、子育ては楽しくないと思う人もいるかもしれません。
しかし、それはまだ子育てへの関わりが少ないからではないでしょうか。
もしくは、子どもが小さすぎて、まだ反応が得られていないからではないでしょうか。
諦めずに、子育てにたくさん関わってください。
絶対に素晴らしい未来が待っています。
勉強を教えてあげるのもいいです。
ママからの評判もよくなりますし、子どもとのコミュニケーションにもよいです。
教材はいろいろありますが、通信講座の利用率者数NO.1は進研ゼミだそうです。
【こどもチャレンジ】
さらに、これからの時代、子どもの将来の選択肢を広げるためには、プログラミング技術は必須となってきます。
興味のある方は無料体験ができます。
自宅にいながら本格的プログラミング学習|Tech Kids Online Coaching
家事は家族みんなのため
家事はけっこうめんどくさいものです。
ボクもそう思っていますw
でも、家事は必ず誰かを幸せにしています。
ごはんを作れば家族の笑顔が見れます。
洗い物や洗濯をすれば、ママの負担を軽くすることができます。
決して目立つものではないですが、誰かが絶対にやらなければならないことです。
職場でもそういう仕事ありますよね。
一見雑用のように思えるけど、みんなの仕事がやりやすくなるように動いてくれている人がいます。
そのような人は信頼を得ているはずです。
家族みんなの幸せのために、率先して動ける人になりましょう。
「イクメンはおかしい!」プレッシャーにつぶされそうなパパ達の真実まとめ
多くのパパが「イクメン」という言葉に苦しめられていることがわかりました。
育児に関わりたいと思っているものの、仕事があって早く帰ることができない。
平日ヘトヘトなんだから、休日くらい休みたいというのがパパの気持ちです。
でも、ママも同じ気持ちであることを理解し、時には相手を認めることも必要です。
育児が本当に楽しいと思えるようになると気持ちもぐっと楽になりますよ。
ボクは、毎日、お風呂で子どもたちに「答えのない問題」を出しています。
始めた頃は、とまどっていましたが、今では自分の考えと理由が言えるようになってきました。
問題 カニVS.ネコ 勝つのはどっち?
長男:😴(疲労のため爆睡中)
次男:ネコ
理由 テレビで、ネコがヘビと戦ってるの見て、ネコが勝ったから。
コメント