「小学生になったら子どもが言うことを聞かない」
「子どもが生意気を言うので叱ってばかり」
小学生の子どもの子育てでお悩みの方は、ぜひご覧ください。
子どもが小学校に入ると、子どもとの関係が少しずつ変わってきます。
保育園・幼稚園のころは、毎日一緒に手をつないで登園し、ママにいつも甘えていたのに、最近では生意気を言うようになってきたり・・。
勉強のことで、つい厳しく叱ってしまったり・・・。
小学生の子どもを叱ってばかりで、自己嫌悪に陥る人は少なくありません。
小学生の子どもを叱ってばかりで悩むママにおすすめの本はこちら
『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方飾り︎叱り方3』
この本を紹介する理由
この本を読んだきっかけ
ボクは、子どもができて半年ほど経ってから『子育てハッピーアドバイス』に出会いました。
近くの児童館に置いてあり、イラストがかわいくてマンガ形式で読みやすそうで、すぐに借りて読みました。
その本には、しつけも勉強も、子育てはすべて自己肯定感を土台にして積み上がっているものだという考えが書かれていて、大きな衝撃を受けました。
それ以来、『子育てハッピーアドバイス』シリーズを読みあさりました。
ボクは、子どもが小学生になる前からこの本を読んでいましたが、子どもが小学生になってから改めて読んでみると、納得できることが驚くほど多いのです。
著者の紹介
略歴
明橋大二さん。
昭和34年生まれ。
子育てカウンセラー・心療内科医。
児童相談所嘱託医、スクールカウンセラー。
NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長。
明橋大二さんには、他にも多数の著書があります。
著書の一部を紹介します。
子育てハッピーアドバイス
・出版日:2005/12/1
・出版社:1万年堂出版
・ページ数:181ページ
こころがほっとするアドバイス
・出版日:2020/6/12
・出版社:1万年堂出版
・ページ数:232ページ
教えて、明橋先生! 何かほかの子と違う? HSCの育て方 Q&A
・出版日:2019/2/21
・出版社:1万年堂出版
・ページ数:224ページ
この本の概要と構成
本の概要
・出版日:2020/6/12
・出版社:1万年堂出版
・ページ数:193ページ
本の構成(目次抜粋)
小学生の心の世界
・小学校1・2年 社会性への第一歩
・小学校3・4年 ギャングエイジ
・小学校5・6年 プレ思春期
文句や口答えが増える中間反抗期
・口答えは、考える力がついた証拠
高学年になると、プレ思春期へ
・ほめることが難しくなってくる理由
学校生活、他の子と比べて悩まないで
「勉強って楽しい!」と思える子に育つ、とっておきの方法を教えます
この本をおすすめする理由
実用性
この本では、小学校低学年・中学年・高学年の年齢別の特徴と気を付けるべきポイントが書かれています。
また、実際に小学生を育てている親御さんから明橋先生に寄せられた質問とその回答が掲載されており、同じように悩む親御さんの気持ちにも共感しながら読み進めることができます。
信頼性
明橋先生は、長年にわたりスクールカウンセラーとして多くの小学生の悩みを聞いてきました。
さまざまな悩みを抱える子どもたちと適切に関わってきた結果、子どもたちは1年以内に元の正常な状態を取り戻していくそうです。
この本の最も大切な3点
著者のメッセージを紹介します。
ボク目点の見どころ3点
子どもの自立心を育てるには、「甘えを受け止めること」と、「ほめること」が大切
子どもを甘やかすとダメな子に育つとおもっていませんか?
実際はその逆で、十分な甘えを受けて育っていない子どもは、自己肯定感が低く、自分に自信を持つことができません。
子育てのあらゆる土台は、自己肯定感です。
しつけも勉強も、自立心も自己肯定感の土台があって初めて成り立ちます。
子どもの甘えをしっかり受け止めて、しっかり褒めてあげることで子どもの自己肯定感を育てることができます。
叱られすぎている子どもたち
親がもっと叱らないから、子どもはダメな子になるんだ
確かに、子どもが悪い行動をしたときには、厳しく叱る必要があります。
しかし、叱らないと子どもはきちんと育たないというのは間違った考えです。
子どもを叱ろうと思うと、どうしても子どもを頭ごなしに否定する言葉が出てきてしまいます。
大声をあげて威嚇することで、子どもは言うことを聞くようになりますが、それは子どもの自信や気力を奪っていきます。
日本人はただでさえ自己肯定感が低いと言われていますが、厳しく育てようとすると、さらに自己肯定感が下がってしまいます。
叱らない努力よりも、積極的に褒める努力を
叱らない子育てという言葉が一人歩きして誤解が多いのですが、悪い行動に対しては厳しく叱るべきです。
「叱ってはいけない」と思うと、親が苦しくなります。
それよりも、積極的に褒める努力をしましょう。
褒めるポイントはそこらじゅうにたくさん転がっています。
褒めるところは一つもない
このような方は、子どもに「ありがとう」を伝えてください。
どんなことでもいいです。
少しでも手伝ってくれたら「ありがとう」と伝える。
お礼を言われてうれしくない人はいませんから。
実際に活用してみての実例
10歳まではしっかり甘えさせる
ボクは、とにかく子どもに甘えさせています。
小学校に入ってからも、子どもをしっかり抱きしめていますし、毎日頭をなでています。
スキンシップが全てとはいいませんが、愛情を伝えるためにもたくさんしています。
ほめることもたくさんしています。
おっ、やるな
と思うポイントがあれば何でもほめます。
・たくさん練習してあやとりができたとき
・ゲームで難しい技を出したとき
・ジャンプして高いところに届いたとき
「すごいな!」と声をかけるだけで子どもはうれしそうにします。
自分が子どもだった時を思い出すと、親に認められたら子どもはうれしくなります。
逆に、「何それ、しょうもない」なんて言われたら、やる気がどんどんなくなります。
子どもは今でも「できたよ!見て見て!」と言ってきます。
まとめ
小学生の子どもに対して、つい厳しく叱ってしまう家庭もあると思います。
でも、叱ってばかりいては子どもとの距離が広がってしまうばかりです。
小学生は、まもなく親離れしていく子どもに、親が積極的に関われる最後のチャンスです。
ポイントは、褒めて育てることです。
思春期を前に、笑顔の多い関係を築けるといいですね。
ボクは、毎日、お風呂で子どもたちに「答えのない問題」を出しています。
始めた頃は、とまどっていましたが、今では自分の考えと理由が言えるようになってきました。
問題 ひな祭りってどんな意味がある?
長男:七夕みたいに一年に一度出会える日
次男:3月3日におひなさまと男の人が出会える日
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